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培養室へようこそ
休診日の胚の管理
いよいよ夏本番を迎えましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
さて、今回は休診日の胚の管理についてお話しさせていただきます。
現在、当院では日曜および年末年始を休診日とさせていただいております。
その間も、採卵時から患者様よりお預かりしている大切な胚は、継続して培養士が観察を行っています。
お預かりして培養を行っている胚は、凍結や移植を行うその日まで毎日成長しているため、日々の観察は欠かせません。
前回の『培養室へようこそ』のブログ内で卵が育つ環境の整備についてお話しましたが、胚はきちんと管理されたインキュベータと呼ばれる培養庫の中で培養を行っています。
従来の培養庫では、観察のため一時的に培養庫の外に取り出し、顕微鏡下で一つ一つ観察をしています。
一方、Embryo Scope(ES)などのタイムラプス培養の場合は、観察の際に外に出すことはせず、継続的に撮影された画像を元にパソコン上で観察を行っています。
培養後、凍結保存してお預かりしている胚についても、毎週タンク内の液体窒素の管理を行い、きちんとした管理の元で保存されていますので安心してお任せください。
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