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卵管造影検査について
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子宮卵管造影検査が心配な方へ
初診に来られた患者様に、今後の検査の流れを説明するとき、一番心配そうな表情をされるのが、「子宮卵管造影検査」です。
お知り合いから、「すごく痛かった!」「もう二度と受けたくない」などいろいろ噂を聞かれているケースが多く、ご本人自身が以前に受けられている場合は、「思い出すのもつらいです…」と話される方がほとんどです。
なかには、この検査によって不妊治療から、距離を置かれた方もいるのではないでしょうか。そうだとすれば、非常に残念です。当院で行っている「子宮卵管造影検査」について、解説いたします。
子宮卵管造影検査は、自然妊娠をする上で精子と卵子が出会うための唯一の通路、「卵管」の通過性を調べる非常に重要な検査です。子宮の形態を確認するという目的もありますし、体外受精の場合でも、着床率が著しく低下する「卵管留水腫(卵管に水が貯留した状態)」がないかを調べる目的もあります。体外受精を受けるのに、子宮卵管造影検査は必要ないと考えているドクターもいますが、反復して不成功だった方の場合には、考慮してもよいと我々は考えています。
検査概要
月経が終了する7日目から排卵前の10日目頃までに実施(避妊が必要です)する検査です。
検査を実施できない方
- ヨードアレルギー、あるいはその疑いがある方
- 重篤な甲状腺疾患の方
- 妊娠している可能性がある方(検査が終わるまでは必ず避妊してください)
- 1年以内に子宮頚部のクラミジア抗原検査を受けられていない方
※メトホルミン(グリコラン、メトグルコ)を内服している方は、いったん服用を中止してただく必要があります。
検査の流れ
-
子宮内にチューブを固定し、
粘性度の高い造影剤を
注入 -
X線透視で造影剤が
子宮~卵管~腹腔(お腹の中)
まで拡がる様子を観察 -
造影剤が卵管内に
貯留していないかを
チェックする
痛みが出現するのは…
- 子宮内にチューブを固定するとき
- 造影剤を注入するとき
子宮内にチューブを固定する方法は、子宮頚部(子宮の入口)で固定するか、子宮内で風船を膨らませるかのいずれかですが、前者は旧式の方法で激痛です。後者は子宮内で液体を用いて固定用の風船を膨らませるのですが、不用意に行うとこれも激痛です。
通常は、1〜1.5mlで十分で、当院ではだいたい1.2mlだけ注入して、まず患者様の様子を観察します。軽い生理痛程度であれば、まず大丈夫です。ここで、声が出せないほどつらいようであれば、風船内を一度空にしてからより少量の液体で再度固定します。
ここがクリアできれば、次に造影剤を注入するわけですが、これもコツがあります。といっても、それほど複雑ではなく、「極力ゆっくりと造影剤を注入すること」です。特に、造影剤が拡がる様子が直接見えていない場合、つまりX線透視を行っていない場合は、ある一定量を注入しては撮影するという作業になります。この場合は、注入するスピードを調節できないため、激しい痛みが出現する可能性が高いのです。
同じ検査なのですが、実施する方法や医師の技量で痛みの程度にはかなりの差があります。
妊娠を望まれ、やっとの思いでクリニックまで来られても、最初の検査でつらい思いをされれば、せっかくの思いも台無しになりかねません。我々は、この検査の持つ医学的な意味に加え、患者様に与える精神的な効果にも最大限の注意を払っています。
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