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当院の研究が、米国国立医学図書館の論文記録PMCに収載される医学雑誌に掲載されました。

Letrozole Cotreatment Reduces Unexpectedly Poor Responses in Ovarian Stimulation With Follitropin Delta: A Strategy to Prevent High Anti-Müllerian Hormone (AMH) but Poor Response. Kuroda H, et al., Cureus 2025:17(2): e78513. doi:10.7759/cureus.78513

体外受精で卵胞を育てる注射製剤「レコベル（follitropin delta）」についての臨床研究です。

レコベルは、採卵数が少なすぎず多すぎず、理想とされる８−１４個に収まるよう、独自のアルゴリズム（AMHと体重に基づく）で投与量が算出されます。しかし、AMH値が高く、採卵数が多くなると予想される患者様において、予期せず１−３個しか卵胞が成長しないケースが国内外で課題とされていました。

当院の研究は、内服の誘発剤であるレトロゾールをレコベルと併用することで、こうした予想外の低反応を予防できる可能性を、世界で初めて示しました。

この研究成果が、世界中の患者様のお役に立てることを心より願っております。