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CONFERENCE / PAPER PRESENTATION

患者様アンケート調査からみた理想的な経腟用黄体ホルモン製剤について

【目的】

当院では、胚移植後の黄体補充を、4種類の中から患者自身に選択して頂き処方している。今回、アンケートを実施し、妊娠率の比較を行う事で、それぞれの腟坐薬の特徴をより深く理解し、患者説明時に効果的なアドバイスができるようにした。

【方法】

平成28年10月から平成29年2月末までを対象に胚移植後腟坐薬を処方した患者にアンケートを実施し、妊娠率とともに比較検討した。

【結果】

プロゲスタン(n=40)、ルテウム(n=5)、ルティナス(n=7)、ワンクリノン(n=28)で比較を行った。まず、仕事の有無に関わらず、最も安価であるプロゲスタンが半数を占めており、価格を重視する傾向が見られたが、有職者の場合、使用回数の少ないワンクリノンを選択する患者も多いことが分かった。次に、選択理由としては、プロゲスタンは料金、ルテウムは料金と使用回数、ルティナス安静度と挿入方法、ワンクリノンは安静度と使用回数であった。使用感想では、どの腟坐薬も使用後に出てくるといった不快感や不安が目立った。また、眠気や便秘症状、出血などの訴えは、ほぼ同じような出現率で大差はなかったが、アプリケーター使用のルティナスとワンクリノンが他と比べ、使用・挿入しやすいという結果になった。臨床妊娠率は、プロゲスタン42%(n=111)、ルティナス27%(n=11)、ルテウム26%(n=15)、ワンクリノン42%(n=70)であり、十分な数とは言えないが、数値からみて、プロゲスタン及びワンクリノンの妊娠率がよかった。

【考察】

看護職を含めた医療従事者が腟坐薬の特徴を理解し、共有することで、今後、腟坐薬を使用する患者に前もってこれらの情報を伝え、患者のニーズに合った薬剤選択のアドバイスが出来ると考えられる。また、それにより、患者の一つの指標となり、患者自身が安心、納得して腟坐薬を使用していただける可能性が十分にある。

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