こんにちは

春木レディースクリニック心理師の濵口です。

春の大型連休も終わりましたが、みなさまそれぞれに、バタバタであったりの～んびりであったり…いろいろな過ごし方をされたことと思います。

さて、連休やお休みなどにご自身が楽しいイベントを計画する場合…例えば、○○を食べに行こう！とか、××を見に旅行に行こう！とか、推し活でコンサートやグリーティングイベントに参加しよう！等々、楽しいこと、好きなこと、わくわくすること、を計画すると、その当日までは、何を着ていこうとかランチに何を食べようとかわくわくドキドキ感が溢れていますが、イベントが終わると途端に、終わってしまった…という喪失感がじわじわ迫って来る時があります（楽しみにしている度合いにも影響されるかも）。それは、終わる少し前から、もしかしたら当日の朝から迫ってきていると感じる方もいらっしゃるかもしれませんね。

楽しいイベントを計画してこれから何日か後にやって来るという時期は、めいっぱい良いイメージを思い巡らしましょう。わくわく感を十二分に味わうことです。気持ちが楽しい方に向いているので辛いことを少しは忘れることも出来ます。

そして、当日は期待通りに楽しんで…終わってしまった感を味わうことになるのですが、…そこで、少しでも楽しかった時間を振り返ってできるだけ何度もわくわく感を味わうことを心がけてみてはいかがでしょうか。例えば、撮った写真のデータをその日をなぞりながら整理する、コメントを付けてSNSにあげて友人と共有する、土産話をできるだけ沢山の人に語る、などなど、味わった楽しさや喜びを「終わってしまった…」とせずに、話したり書いたりすることでできるだけ温存するのです。

そして、そのあと次の楽しいイベントにターゲットを移す…「楽しく終わって良かった、では次の楽しみは？」お出かけやパートナーとのレストランディナー、はたまた来週のあのドラマ、でもいいのです。楽しいことにスポットを当てて、また良いイメージを巡らして十二分に楽しむ、という気持ちを持ちましょう。

そんなことはわかってるし、実践してるよ～！という方もたくさんいらっしゃると思います。
でも、ここからが大事なポイントです。

例えば、治療や家族とのちょっとした諍い、ご近所とのトラブル、ご自身の性格のことなどで、すぐにひどく一喜一憂してしまう、落ちこんでしまう、何もないのに涙が出てしまう、など気持ちの揺れが激しいときには、この「楽しいイベントをじっくりと楽しむ」ということから遠ざかってしまっていることが多いのです。

なので、気持ちが揺れてしんどいときには、特に意図的に「楽しもう！」と思うことです。こんなときに…と考えてしまうかもしれませんが、こんなときこそです。ほんの小さな楽しみでもいいのです。笑顔とわくわく感を味わうことを忘れないようにしてください。