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こころのサロンより

妊活に役立つ心の持ちよう
~ウインター・ブルー~

妊活に役立つ心の持ちよう~ウインター・ブルー~

こんにちは

春木レディースクリニック心理師の濵口です。


2月を迎えました。まだまだ寒さは健在ですが、立春、バレンタインデー、梅花祭など、なんとなくほんのりと春の兆しとわくわく感を感じられる時期ではありますね。
先日、ペットを飼い始めた友人が、今までは節電していた部屋がペットが来てからとても暖かく過ごしやすくなった…と話してくれました。かわいいペットのためには、一日中気温や湿度調整が大変なのでしょうね…ま、人も居心地が良いのならばよしとしましょう😊🐶🐱

冬はもちろん寒さもこたえるのですが、日照時間が短くなるため、体内時計をつかさどるメラトニン分泌のタイミングが遅れ、また脳内神経伝達物質のセロトニンやドーパミンなどが減少することから、抑うつ症状を引き起こしやすい時期でもあるようです。特に季節の変わり目の変化に敏感な方は要注意です。

そんな冬特有の抑うつ状態を「冬季うつ(ウインター・ブルー)」といいます。
「ウインター・ブルー」には、気分の落ち込み、疲労感、無気力感、食欲不振、不眠などといううつの一般的な症状とは少し違う特徴…過眠・過食・体重増加…があります。

例えば、こんなことありませんか?寒いから遅くまで布団に入っていたくてついつい二度寝…そのあともダラダラ寝てしまうとか、寒いと炭水化物や甘いものが食べたくなって食べ過ぎてしまうとか…これは寒さのせいかと思われがちですが、実は日照時間に関係しているということなんです。

このように「ウインター・ブルー」は、日照時間の短さや体内時計の乱れが影響していることから、春が来て日照時間が長くなると自然に治っていきます。「そういえば、冬の間は仕事に出かける時も帰って来る時も暗い!」という方もいらっしゃるかもしれませんね。確かに日に当たる時間は短いようです。

「ウインター・ブルー」を予防するには、セロトニンの分泌を増やすのが大事です。できるだけ屋外に出て自然の陽の光に当たること、規則正しい生活リズムを心がけること、セロトニンの生成に必要なトリプトファンが含まれる肉・魚・大豆を意識的に食べること、ウォーキングなどの有酸素運動を取り入れることなどが有効です。例えば、太陽のもとで散歩する時間を作ったり、起きたらすぐに朝日を浴びたり、ご飯よりも肉・魚・大豆を意識したおかず中心にメニューを考えたり、というような感じです。なんとなくいつも冬は気持ちがしんどいなぁ…という方は、お試しになってはいかかでしょうか。

治療での不安はもちろん、それに伴って、ご自身のことやご夫婦のこと、ご家族のこと、
お仕事のことなど、何となくモヤモヤした気持ちをお持ちでしたら、
とりとめもなくお話に来てください。ご自身でお話されることで気持ちが整理され、
モヤモヤやイライラが少しずつ減っていきます。
あなたのしんどい思いに寄り添っていっしょに考えていくのが「こころのサロン」です。
どうぞお気軽にお越しください😊


春木レディースクリニック
臨床心理士・公認心理師  濵口美雪


毎週火曜日と金曜日  14:30~、15:30~、16:30~
「こころのサロン」は1回50分です。料金は無料です(44歳以上の患者様は1回あたり3,300円申し受けます)
お一人またはご夫婦ご一緒でもお越しいただけます。パートナーの方お一人でもどうぞ!

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