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当院で実施している甲状腺機能検査について

当院で実施している甲状腺機能検査について

こんにちは、検査室です🌻

 

今回は当院で実施している甲状腺機能を調べる血液検査についてお話いたします。

 

甲状腺は、喉の前にある小さな臓器です。そこから分泌される甲状腺ホルモンは、代謝を整える重要な役割を担っています。月経や排卵、胎児や母体の健康に影響することがあるため、当院では治療前に甲状腺の状態を確認しています。

 

次のような血液検査を通じて、甲状腺の機能に異常がないかを調べます。

・FT4(free thyroxine):甲状腺ホルモン

・TSH(甲状腺刺激ホルモン):脳の下垂体というところから分泌され、甲状腺を刺激してFT4を出すように働きかけるホルモン

・抗サイログロブリン抗体、抗TPO抗体:甲状腺に対する抗体

 

甲状腺機能に異常をきたす病気は主に以下のものがあります。

 

 

◎甲状腺機能亢進症(バセドウ病など)

甲状腺が過剰に働くことを反映して、甲状腺ホルモンであるFT4の数値が高くなります。その結果として甲状腺を刺激するホルモンTSHの値は低下します。

主な症状は、動悸や発汗、体重減少などがありますが、無月経や月経不順、排卵障害など不妊の原因に繋がることがあります。

妊娠後は、流産や早産、妊娠高血圧症候群のリスクが上がったり、胎児の発育に影響が出たりすることがあります。

 

 

◎甲状腺機能低下症(橋本病など)

甲状腺の働きが低下し、FT4の分泌が低下します。その結果、TSHが過剰に分泌されます。甲状腺機能低下症で最も多いのが橋本病です。

疲れやすさや気分の落ち込み、むくみなどの症状がありますが、月経不順など不妊の原因に繋がることもあります。

妊娠後は、流産や早産、妊娠高血圧症候群、常位胎盤早期剥離のリスクが上がったり、胎児の発育に影響が出たりすることがあります。

 

当院は甲状腺の専門施設と連携しておりますので、甲状腺機能に異常があった場合は、母児ともに健康な妊娠出産のために、専門施設にご紹介をしております。専門施設では、甲状腺エコーなど、より詳しい検査を受けていただくことができます。

 

また、甲状腺ホルモンの合成に必要なヨウ素を含むヨード造影剤を使用すると、甲状腺機能に影響することがあります。不妊治療の分野では、子宮卵管造影検査の際にヨード造影剤を使用します。当院では、子宮卵管造影検査を実施する前に甲状腺の機能を確認しており、細心の注意を払って検査を行っております。

 

不妊治療に取り組まれる方が安心して治療を受けられるよう、当院では一人ひとりに寄り添った丁寧な検査と治療を心がけております。甲状腺の検査について気になることがございましたら、いつでもスタッフまでお気軽にご相談ください。

 

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