こんにちは。春木レディースクリニック検査室です。

梅雨が続いておりますが、お変わりなくお過ごしでしょうか。

今回は、検査室で測定しているホルモン検査について、採血後から結果が出るまでに行われている流れについてご紹介したいと思います。

採血後にお預かりした検体は、血液が完全に凝固するまで室温で約10分静置します。

その後、目で見て完全に凝固しているのを確認し、専用の遠心分離機で3000回転5分間遠心します。この工程により、血液は測定時に必要な血清成分とそれ以外の血球成分に分離されます。

※測定に影響がでる可能性があるため、血液が完全に凝固してから遠心分離をする必要があります。

検体を専用の機器に投入し、測定が問題なく進んでいることを確認します。

測定項目数により前後しますが、約15～20分で測定が終了します。

測定結果の数値を確認後、カルテに結果を送信して検査完了となります。

検査完了までに以上の工程が必要となるため、ホルモン採血のある患者様には診察時間の40分前に来院して採血を済ませていただくようお願いしております。

稀にですが、試薬との相性により通常の測定方法では正確な結果が得られない事例があります。

その際には、反応を阻害している物質を除去する特別な操作が必要となるため、更にお時間をいただくことになります。

事前に分かっている場合は前回の診察時等にお伝え可能ですが、急遽処理が必要になった際にはご迷惑をお掛けする事になります。正確な結果を報告するためにご協力をお願いいたします。

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