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血液型について
こんにちは、春木レディースクリニック検査室です。
ようやく寒さも弱まり、だんだん春めいてまいりましたね🌸
今回は、血液型についてお話しいたします。
皆さんは血液型検査(ABO式・Rh(D)式)をご存知かと思います。
血液型占いを目にしたときには、自分はA型だから何型の人と相性が良いのか~なんて楽しんだ経験はありますよね♪
皆さんに血液型を伺うと、ABO式血液型の結果はご存知の方が多いのですが、Rh(D)式血液型の結果はご存知ではない方が多いです。
不妊治療で大事なのはRh(D)式血液型です。
赤血球の膜上には抗原があり、種類は多数あります。Rh(D)式血液検査ではその中のひとつ、D抗原があるかを調べます。ある場合をRh(+)、ない場合をRh(-)となります。日本人のほとんどはRh(+)で、Rh(-)の頻度は200人に1人と低い確率です。
Rh(-)の女性がRh(+)の男性との間に赤ちゃんを授かり、赤ちゃんがRh(+)であった場合、妊娠中や出産時に赤ちゃんの血液(赤血球)が母体に混入するとD抗原に対して抗体(抗D抗体)を作ることがあります。
その後2人目を妊娠したとき、お母さんに出来た抗D抗体がD抗原を持っている赤ちゃんの赤血球を壊してしまいます。
そこで!Rh(-)の妊婦さんは、【抗D人免疫グロブリン製剤】と言う抗体が作られるのを阻止する製剤を注射することで、赤ちゃんへの影響を予防することができます。
当院では【抗D人免疫グロブリン製剤】を常備しておりますので、ご安心下さい。
安全に赤ちゃんを授かる為には、血液型の検査も重要ですね!
今後も検査室からいろいろな情報を発信してまいります♪
春木レディースクリニック
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