皆様、こんにちは。

5月半ばを過ぎ、梅雨の走りのような天気の日も増えてきましたが、お変わりなくお過ごしでしょうか。

 

本日は令和5年4月より開始した大阪市の特定不妊治療費(先進医療)助成事業と不妊検査費助成事業についてご案内させていただきます。

 

【特定不妊治療費(先進医療)助成事業】

大阪市では令和4年度以降に開始した保険適用となった体外受精や顕微授精などの特定不妊治療に併せて行われる先進医療に要する費用の一部を助成する制度が開始しました。

 

次の条件を満たす方が助成の対象となります。

(1)申請日時点で、夫婦のうちいずれかが大阪市に住所を有すること

(2)治療開始した時点で夫婦であって、妻の年齢が43歳未満であること

(3)令和4年4月1日以降に保険診療で実施された特定不妊治療と併用した先進医療であること

(4)助成の対象となる治療について、他の助成を受けていないこと

※保険診療で実施された治療と併用して行われた先進医療が対象となり、
自費診療に併用して行われた先進医療や、先進医療のみを単独で実施したものに関しては
助成の対象外となりますのでご注意くださいませ。

◎助成額･･･先進医療に要した費用の総額に10分の7を乗じた額(上限5万円/1円未満切り捨て)

◎助成回数･･･治療開始の年齢が40歳未満･･･6回、40歳以上43歳未満･･･3回/1子ごと

◎令和5年5月時点で当院にて実施している先進医療

・子宮内膜刺激法（SEET法）

・タイムラプス撮像法による受精卵・胚培養（タイムラプス）

・子宮内膜擦過術（子宮内膜スクラッチ）

・ヒアルロン酸を用いた生理学的精子選択術（PICSI）

・子宮内膜受容検査1（ERA）

・子宮内膜受容検査2（ERPeak）

・子宮内細菌叢検査1（EMMA/ALICE）

・子宮内細菌叢検査2（子宮内フローラ）

・二段階胚移植法
・膜構造を用いた生理学的精子選択術（ZyMot）

 

引用: https://www.city.osaka.lg.jp/kodomo/page/0000596072.html

 

【不妊検査費助成事業】

大阪市では令和5年４月以降にご夫婦そろって不妊検査受けられた方へ費用の一部を保険適用の有無を問わず助成する制度も開始いたしました。

 

次の条件を満たす方が助成の対象となります。

(1)  申請日時点で、夫婦のうちいずれかが大阪市に住所を有すること

(2)　治療開始した時点で夫婦であって、妻の年齢が43歳未満であること

(3)　令和5年4月1日以降に不妊検査を開始していること

(4)　助成対象となる検査を夫婦ともに受けていること

(5)　検査開始日から1年以内の検査であること

(6)　助成の対象となる治療について、他の助成を受けていないこと

 
【実施することが望ましい不妊検査の一例】

1. 超音波検査
2. 内分泌検査（FSH、LH、E2、PRL、P4、TSHなど）
3. 感染症検査（クラミジア、B･C型肝炎、HIV、梅毒など）
4. 卵管疎通性検査（卵管造影検査など）
5. 頸管因子検査（フーナーテストなど）
6. 抗ミュラー管ホルモン検査（AMH検査）
7. 子宮がん検査
8. 風しん抗体検査
9. 精液検査

※上記はあくまで一例です。その他、不妊症の診断･治療計画のために医師が必要と認めた検査も対象に含みます。

◎助成額･･･医療機関に支払った自己負担額(上限5万円)　

◎助成回数･･･ご夫婦1組につき、1回限り

 

引用：https://www.city.osaka.lg.jp/kodomo/page/0000589330.html

 

【当院へ作成ご依頼時必要書類】

・大阪市特定不妊治療費（先進医療）助成事業申請申込書または大阪市不妊検査費助成事業申請  申込書

・大阪市特定不妊治療費（先進医療）助成事業受診等証明書または大阪市不妊検査費助成事業受診等証明書

を併せて当院受付窓口にご提出をお願いいたします。

※先進医療の書類を作成ご希望の方は実施日に発行された領収書のご持参もお願いいたします。

 

証明書はお預かりより1週間から2週間で作成させていただきます。

作成代金は1通につき3,300円で、書類お渡しの際にご請求いたします。

その後ご自身で自治体にご提出いただく流れとなりますので、申請期限にご注意ください。

また申請可否については当院で判断することが出来ませんので、自治体にご確認ください。

 

以上簡単ではございますが、大阪市不妊治療助成金事業についてお話させていただきました。

何かご不明点等ございましたら、受付までお気軽にお声がけくださいませ。

 

春木レディースクリニック　

受付　増田