こんにちは。

2/2(日)に東京都のコングレスクエア日本橋にて第13回日本生殖医療支援システム研究会が開催され、ICT/IoTの取り組みに関する講演が行われました。

今回のテーマは「ICT/IoTにおける次のステージへ向けた取り組み」でした。

不妊治療の保険適用に伴い、どのクリニックでも業務は煩雑になっております。いかにICT化を進め、業務効率化を図ることが出来るのかが課題となっております。

院内ICT化によりスタッフの業務簡素化・患者様の待ち時間軽減に繋がるよう取り組むべき課題がまだ残されていると考えました。新しいシステムを積極的に取り入れ、システム構築を進めてまいります。

また医療安全の確保においても、電子技術が活用されています。特に不妊治療分野においては取り違え防止が重要な課題です。世界的なガイドラインでは各作業工程において、人によるダブルチェックおよび電子認証システムの導入が強く推奨されています。

当院でも電子認証システム「RI witness ^TM」を導入しており、取り違え防止に加え、品質管理や作業履歴の確認等にも役立てております。こうした技術を取り入れることで、患者様の大切な検体をきちんと管理し、皆様に安心を提供しております。

不妊治療が身近な治療として認識され、多くの患者様にご来院いただくこととなり、日々の業務が増加しております。

ICT技術を活用することにより、効率的な業務運営が求められます。

業務改善は継続的なプロセスであり、スタッフ一人ひとりの意識改革が重要であると考えられます。当院でもスタッフの提案を積極的に取り入れ、各部署、協力しながら新しいシステムを構築してまいります。

本学会では、他施設での業務効率化のための取り組みについて知ることができました。当院に通院していただいている患者様が増えているため、診察や説明室の待ち時間の軽減が課題です。今後も「業務をミスなくスムーズに実施できるか、またそれにより患者様の診察待ち時間軽減につなげることができるのか」を考えてまいります。

今回の講演で得た知識を、日々の業務や患者様への対応等に活かしてまいります。

これからまた一段と寒くなりますが、体調を崩されませんようご自愛くださいね。

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