皆様こんにちは。認定遺伝カウンセラーの薄井です。

最近は気温が上がり、だんだん春に近づいていますね。

今回は2月10日・11日に茨城県水戸市で開催された、第14回日本がん・生殖医療学会学術集会に参加いたしました。

この学会ではがん患者さんの妊孕性温存について話し合います。

妊孕性温存(にんようせいおんぞん)という言葉は聞いたことがあるでしょうか？

がんの治療には手術やお薬、放射線治療など様々な方法がありますが、治療内容によっては卵子や精子を作る能力が低下することが予想されるものがあります。

そのような治療をする前に卵子・精子・受精卵などを凍結保存しておいて、将来の妊娠の可能性を残すというのが妊孕性温存です。

当院では現在、この妊孕性温存の取り組みを始める準備をしています✨

その準備の一環として、今回この学会に参加し、実際の取り組み方について学びました。

すぐには開始できませんが、がん治療と将来子どもが欲しいという気持ちの間で葛藤する方々のお役に立てるよう、準備を進めていきます！

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認定遺伝カウンセラー　薄井梨佐