こんにちは。

　11/9(木)〜11/10(金)に石川県金沢市の石川県立音楽堂・ホテル日航金沢・金沢市アートホールにて、第68回日本生殖医学会・学術講演会・総会が開催され、生殖医療に関する様々な講演が行われました。

　今回の学会では、２日間に渡り8つの会場を利用して、各施設の先生方による講演がありました。様々な講演を聞くことができ、非常に有意義な時間を過ごすことができました。

当院からは黒田副院長による「ホリトロピンデルタの投与量が6-7μg/日である卵巣刺激周期での、レトロゾール使用の有無による反応性の比較」について発表がありました。

　また、胚盤胞の評価方法(グレード)には「Gardner分類」という指標が広く用いられていますが、今回このGardner分類の提唱者であるGardnerによる講演があり、大変貴重な機会となりました。内容は主にタイムラプスとAIについてで、近年、タイムラプスでの胚培養によりAIを使用した胚の評価が可能となっています。AIはブラックボックスのようなものであり、多くの人は気持ちが悪いという感覚を持つかもしれません。「AI自身が意思決定をするのは大きな問題だが、AIを使って意思決定の補助に役立てていくべきである」とお話しがありました。

当院で使用しているタイムラプス(Embryo Scope)もAIでの胚のスコア付けが可能です。

※Embryo Scope Plusの詳細については、こちらをご覧ください。

今回の講演で得た知識を、日々の業務や患者様への対応等に活かしてまいります。

これからまた一段と寒くなりますが、体調を崩されませんようご自愛くださいね。

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