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不妊カウンセラーより
PGT-A対象者拡大について
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皆さまこんにちは。
体外受精コーディネーターの朽原です。
いよいよ10月に入りますね。
日中は暑さの残る日もありますが、朝晩はだいぶ涼しくなり、季節の移ろいを感じる頃となりました。だんだんと陽が短くなっているのも日々感じています。
さて、2025年9月7日の読売新聞に次のような見出しの記事がありました。
「着床前検査対象 高年齢不妊症も」
着床前検査とは、体外受精でできた受精卵の染色体異常を調べる検査のことで、9月6日、日本産科婦人科学会が、着床前検査の対象を女性が高年齢の不妊症夫婦にも拡大することを決定したという内容です。
PGT-Aと呼ばれる着床前検査は「体外受精で2回以上の不成功」もしくは「流産や死産を2回以上繰り返したことのある不育症」に該当するカップルに限定していました。それがこの度、最新のエビデンスに基づき「女性が高年齢の不妊症のカップル」も対象となります。そしてこの場合の「高年齢」は、女性年齢35歳以上が目安となるようです。
では35歳という基準はどこからきたのでしょうか。
諸外国からの昨今の報告において、PGT-Aによる生児獲得は女性の年齢に応じその有益性に影響があることが示されています。そうした中で、高年齢の女性の夫婦では有益性が高まる可能性がある一方で、低年齢層が体外受精の不成功や流産歴等に関係なくPGT-Aを実施した場合、むしろ出生率を低下させていること、現時点での論文ではその境界が35歳程度であることなどが考慮されたようです。
(日本産科婦人科学会 不妊症および不育症を対象とした着床前胚染色体異数性検査(PGT-A)に関する細則 参考)
現時点では、上記の概要が今後の方針として示されたのみで、より詳細な情報は今後発表されていくことになります。
(基準年齢につきましても、現在のところはあくまで「目安」となっております)
追加情報がありましたら、また皆さまに追ってご報告させていただきます。
PGT-Aは保険適用外の診療となる為経済的ハードルが高く、また「命の選別」という倫理的課題も依然として残っています。
当院では遺伝カウンセリングを実施しております。PGT-Aについてお話を聞いてみたい方はぜひ遺伝カウンセリングをご利用ください。
→遺伝カウンセリング
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