皆さま、こんにちは。

不妊カウンセラーの青木です。

残暑の頃となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

今回は、近年、不育症や不妊症の新たな原因として注目されているβ2GPIネオセルフ抗体検査についてお話しさせていただきます。

β2GPIネオセルフ抗体検査は2025年6月から厚生労働省より先進医療に認定された検査で、先日から当院でも先進医療として実施可能となりました。

※先進医療で実施可能な方は、流産(超音波で子宮内に胎嚢が確認できた)の既往歴が2回以上を有する方となります。

「β2GPIネオセルフ抗体」とは？

β2GPIネオセルフ抗体は、血管に炎症を引き起こし、血栓（血の塊）ができやすくする抗体です。この血栓が、妊娠の維持を妨げたり、着床を難しくしたりする一因と考えられています。

検査と治療について

β2GPIネオセルフ抗体は、血液検査で調べることができます。

もし検査で陽性となった場合でも、適切な治療を行うことで、妊娠成功率が31%増加、生児獲得率が37.2%増加したという研究結果が報告されています。

治療は主に医師の判断とはなりますが、この抗体によって血栓ができやすい状態を改善するため、血栓を予防する治療を行うことになります。

引用: https://neoself.aoibio.com/

不妊治療は、時に長く、辛い道のりに感じられることもあるかもしれません。

ご自身の身体について気になることやご不安なこと、どんなことでも構いませんので、医師やスタッフにお気軽にご相談くださいね。

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 不妊カウンセラー　青木