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不妊カウンセラーより

着床前診断(PGT-A)について

不妊カウンセラーブログ

皆さま、こんにちは。

やわらかい春の日差しがうれしい季節を迎えましたが、いかがお過ごしでしょうか。
不妊カウンセラーの井上です。

 

さて、本日は改めて着床前診断(PGT-A)についてご案内させていただきます。

 

着床前診断とは体外受精によって得られた胚の染色体を移植する前に調べる検査のことを言います。移植前に染色体を検査することにより、流産の可能性の低い胚を選んで移植することができます。

 

流産の可能性の低い胚とお伝えしましたが、染色体正常の胚を移植しても100%妊娠、出産を保証するわけではありません。着床から出産までには、染色体以外の様々な要因があるためです。

女性の年齢が高くなるほど、染色体異常胚が多くなり、年齢とともに赤ちゃんが産まれる確率が低くなっています。着床前診断をされた場合には、女性の年齢に関わらず、赤ちゃんが産まれる確率が約60%とある程度一定になります。

 

ただ、どなたでも検査を受けられるわけではなく、日本産科婦人科学会の規定により、以下のいずれかに当てはまる方のみ受けることができます。

 

1.今までに胚移植で胎嚢が見えない結果を2回以上経験されたことがある方

2.今までに2回以上胎嚢が見えた後の流産を経験されたことがある方

 

また、着床前診断を希望される場合は採卵の準備周期から自費となります。

費用、詳しい内容についてはこちらをご覧くださいませ。

 

着床前診断をご希望の場合には医師にご相談ください。詳しく話が聞きたい、質問したいなどございましたら、ぜひ遺伝カウンセリングも受けてみてくださいね。

 

季節の変わり目で体調を崩されませんよう、お過ごしくださいませ。

 

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井上(不妊カウンセラー)

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