猛暑が続く毎日ではございますが、いかがお過ごしでしょうか。

さて、本年４月から不妊治療が保険の適用対象となり、以前より多くの患者様が人工授精、体外受精にステップアップされるようになっています。

その一方で、お仕事などで忙しく通院、治療のスケジュールの確保が困難な患者様から相談を受ける機会が増えております。

厚生労働省の調査によりますと、不妊治療を受ける就業者は近年増加傾向にある一方で、治療と仕事の両立が困難で退職を選択する割合が男女計で16％（女性のみの場合は23％）あると報告されており、治療と仕事の両立を支援することは重要な課題とされています。

その現状を踏まえ、今回は「不妊治療連絡カード」について紹介させていただきたいと思います。

不妊治療連絡カードは不妊治療を受ける労働者の方が主治医などから診療に基づき治療や検査に必要な配慮事項について、企業の人事労務担当者に的確に伝達するためのカードで厚生労働省において作成し、医師または医療機関が発行する証明書などとしてご活用いただけるものです。

治療のステップアップを行いたいけれど、仕事が忙しくて通院できるか不安な方、現在治療中で職場への理解を求めたい方に、このカードをご活用いただき、治療とお仕事の両立の負担軽減に少しでもお役に立てればと思い紹介させていただきます。

詳しい資料は、当院待合に設置していますパンフレットラックに「不妊治療連絡カード依頼書」とともにご準備させていただいておりますので、ご興味のある方はぜひ一度ご覧になっていただければと思います。

ご一読いただいたうえで「不妊治療連絡カード」をご希望される場合は、無料で作成させていただきますので、上記の依頼書に必要事項をご記入いただき、当院受付までご提出をお願いします。

作成には１週間ほどお時間を頂戴しておりますので、お急ぎの方は早めに申し込みいただきますようお願いいたします。

不明な点がございましたら当院スタッフに気軽にご相談くださいませ。

春木レディースクリニック

看護部　矢倉(不妊カウンセラー)