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培養室へようこそ

寒い時期の採精カップの持参方法

前回、採精方法についてお伝えしましたが、寒くなってまいりましたので
「寒い時期の採精カップの持参方法」についてご案内させていただきます。

従来、採精カップの持参方法は3種類をご案内させていただいています。

1つ目はカップをタオルに包んで、人肌に密着して持参する。
寒い時期はこちらの方法がおすすめです。

2つ目はカップ全体を厚めのタオルで覆い、保冷(温)バッグにいれて持参する。

3つ目はスープジャーに採精カップをいれて持参する。スープジャーをお持ちの場合はこちらがおすすめです。
こちらの方法では、注意していただく事があります。

スープジャーにてご持参いただいた採精カップが冷えていることがしばしば見られます。原因としてスープジャーの「余熱」が十分されていないことが挙げられ、その結果精子の運動性が本来より低下してしまう可能性があります。

精液の保存の適温は20~30℃程度と言われていますが、予熱していないスープジャーでは温度が大きく下回るため運動性を下げてしまうと考えられます。

スープジャーでご持参される際は20~30℃のぬるま湯を注いで数分余熱したのち、容器内の水分をふき取って採精カップを入れてください。

※高温すぎると精子に大きなダメージを与えてしまうため、35℃より熱いお湯で予熱しないようにお願いします。

いずれか持参しやすい方法でご持参ください。

持参方法についてご不明な点がございましたら、お気軽に培養士までお問い合わせください。

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春木レディースクリニック
培養部 滋賀


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