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培養室へようこそ

ARTカンファレンスについて 培養士より

こんにちは
ひとつ前のブログでも紹介させていただきましたが、先日第17回ARTカンファレンスに参加してまいりました。

どの演題も大変興味深い内容でしたが、皆さまにはなかなか聞き馴染みのない言葉も多いと思います。そこで今回は最初の演題、「第一卵割におけるDirect cleavageの様式が臨床成績に与える影響」について少し説明させていただきます。

受精卵が細胞分裂を行うことを卵割もしくは分割といい、受精後初めての卵割を第一卵割と呼びます。
また、受精卵が卵割を行うとき、通常ですと細胞は倍々に増えていきます。1個の細胞が2個になり、2個が4個になり、、という感じです。
しかし、まれに1個の細胞からいきなり3個に卵割することがあります。これをDirect cleavageといい、このDirect cleavageが第一卵割で起こる受精卵は正常に卵割が行われた受精卵に比べ成績が悪いとされ、近年様々な学会で注目されています。(Direct cleavageが起きたかどうかは、タイムラプスで培養していると確認できます。)

 

今回の演題でも第一卵割でDirect cleavageが起きた胚の胚盤胞到達率や妊娠率などについて学ばせていただき、貴重な学習の機会となりました。

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培養部 朽原

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