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学会参加報告

第43回日本受精着床学会総会・学術講演会に
参加しました

みなさん、こんにちは。

連日暑い日が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。

 

今回は2025年8月28・29日に名古屋マリオットアソシアホテル・JRゲートタワーカンファレンスにて開催されました第43回日本受精着床学会総会・学術講演会に参加いたしましたのでご報告させていただきます。

 

本学会では「ART SCIENCE ~定量的科学的エビデンスを再検証~」をテーマに数多くの発表がございました。

ここでは特に印象に残った演題についてご紹介いたします。

 

①     「ARTを受ける患者の不妊治療と仕事の両立に関する意識」

働きながら不妊治療を受ける方は増加傾向にあるが、両立が困難と感じている方は約9割以上を占めます。

そのうち両立が困難で退職または勤務変更をした方は約1~3割となります。

不妊治療と仕事を両立するうえで利用した制度は「職場に支援制度がない」23.0%、「利用していない」9.8%であり不妊治療連絡カードを利用した人は1人もいなかったそうです。

行政面では既存の支援制度の周知の徹底や新たな制度の新設、企業も不妊治療への理解を深め治療がしやすい環境づくりをしていくことが求められます。

不妊治療施設も患者の勤務形態に合わせた柔軟な診療体制を整えることが望まれます。

 

 

②     「不妊治療施設におけるプレコンセプションケア」

昨今、若い女性のヘルスリテラシーの低下が問題となっています。

プレコンセプションケアは食生活、生活習慣を見直すチャンスであり、自身で修正することが出来ます。

また、子どもの3歳時までの神経発達にも大きく影響し、安価に早く妊娠前から準備が出来る子どもへの恩恵です。

 

不妊治療の保険適応開始や、検査の助成金制度など制度は少しずつ拡充されていますが、一般的には知識面、費用面等で現状まだまだ壁があると感じました。

当院では昨年よりプレコンセプションケアを導入しており、AMH検査助成事業の登録医療機関にもなっております。このように妊娠や出産について身近に知っていただける機会が増えることで、年齢や性別を問わず知識を持ち、今後のキャリア形成や妊娠・出産を含めたライフプラン、さらには自身の健康状態や生活習慣について考えるきっかけになればと考えております。

 

 

③     ライブセルイメージングが拓くヒト胚研究の最前線

普段、培養士は受精卵を観察していますが、顕微鏡下で細胞の中の染色体がどのようになっているのかまでは目に見えないのでわかりません。ライブセルイメージングとは細胞を生かしたまま、蛍光色素を用いて染色体等の観察が可能になります。今回の発表では初期胚分割時の染色体等の動きを3D動画で見ることができました。

このような基礎研究分野の発表も多く、臨床の場ではわからないことを知ることができ、とても勉強になりました。今後の技術発展に繋がればと期待しています。

 

 

数多くの医療機関や先生方の講演を見聞きすることができ、大変有意義な時間を過ごせました。

今後も様々な学会参加を通じて最新情報の収集に努め、受診されている皆様のお役に立てるよう精進してまいります。



こちらのラッコちゃんは、学会会場の企業ブースにていただきました☆彡


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