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培養室へようこそ
取り違え防止の取り組みについて
取り違え防止の取り組みについて
時折春の訪れを感じるような暖かい日もみられるようになりましたが
まだ寒さの残る日もありますので、体調等ご自愛くださいませ。
今回は培養室内において、患者様の取り違え防止のために取り組んでいることについて、触れていきたいと思います。
患者様から質問されることもあり、気にされていることの一つと思いますので、この機会に知っていただけたら幸いです。
当院にはRI-witnessが導入されており、ICチップと機械との照合システムをメインに用いることで人的な間違いを防止しています。
RI-witnessの詳しい内容についてはこちらのページをご覧ください(https://haruki-cl.com/infertility/ri-w.html)
これに加え、下記の作業を必ず培養士2名体制で声出し・指差しをしてダブルチェックをします。
ダブルチェックを実施している項目の一例です
・顕微授精などの受精操作における卵子の入ったシャーレと精子の入ったスピッツ
・凍結保存や融解作業における保存タンクの出し入れ
・シャーレに入った胚を別のシャーレに移す際
・患者様の胚の数など、培養の状況を記録する際
また精子を持参していただいた際や説明など患者様と直接対話できる際には、診察券をご提示いただき、生年月日をお聞きして患者様ご本人であるかをダブルチェックします。
さらに、精子の検査結果用紙、胚の培養および凍結報告用紙など、患者様の手に渡る資料も、患者様の情報として間違いがないか、記録内容と相違ないかの確認を2名以上で行い、お渡ししています。(そのため検査結果がお手元に届くまでに、少々お時間を頂くことをご理解いただければと思います。)
培養室では今後も細心の注意を払って、取り違え防止に取り組んでまいります。
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