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CONFERENCE / PAPER PRESENTATION
学会・論文発表
2人目挙児希望患者に対する当クリニックの取り組み
Ⅰ.諸言
2人目挙児希望(以下2人目治療)の不妊治療を受ける患者の負担の特徴を明らかにし、2人目治療を希望する患者支援の実践に役立てることを目的とする。
Ⅱ.実践内容
2020年3月25日から4月10日の間に受診した2人目初診患者92名を対象にアンケートを実施。アンケートは無記名とし倫理的配慮について説明し同意を得た。
Ⅲ.結果
アンケートはすべて有効回答であった。2人目治療までの期間で1番多かったのは1~2年以内の約6割、2番目は1年以内の約3割、3番目は3年以上の約1割であった。また当クリニックは託児所を完備しているが、今後利用する予定のある方を含めると現在利用されている方が約8割、利用を希望されない方約2割であり、その理由は家族の協力が得られているという結果であった。次に2人目治療を受けるにあたり負担に感じていることについて、1番多かったのは育児との両立約5割、その次に治療費約3割、仕事との両立が約2割であった。2人目治療で当クリニックを選択した理由で1番多かったのは、1人目治療時に当院に対し高く評価され、1人目同様2人目も当クリニックで治療を希望されている方が約5割、託児所が利用できることで選ばれた方が5割であった。
Ⅳ.考察
クリニックの運用する託児所があり無料で利用できるクリニックは当クリニックの周辺では希少である。当クリニックの託児所は短時間利用であるのでトラブルもなく予約が取りやすい。他院に通院しようとすると一時保育や民間の託児所などを利用しなければならず、治療費で負担に感じている中でさらに料金が発生し、より負担が増加すると考えられる。また治療費に関しては、この調査は保険適用前であったため今後保険適用になり軽減されると考えられる。育児の両立に対する負担は、託児所が併設されていることは治療を継続する患者をサポートするうえでひとつの方策であると考えられる。
Ⅴ.今後の課題
無料で利用できる託児所があるクリニックは2人目治療の患者にとって、受診しやすい環境であるということがわかった。4月から保険適用も開始し、治療費の負担が軽減されることから、今後はさらに2人目治療の患者数の増加が予想される。当クリニックでは以前はなかった土曜日の午後診察や平日の診察枠拡大、胚移植時の託児所の利用時間拡大など、育児との両立ができるような関りをしている。今後もより治療を継続しやすいような環境の検討が必要である。
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