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CONFERENCE / PAPER PRESENTATION

当院における卵管鏡下卵管形成術の臨床成績の検討

【目的】

生殖補助医療の技術向上により、卵管通過障害に対する治療として体外受精・胚移植が広く普及してきたが、身体的・経済的な理由から代替治療のニーズは現在でも決して低くはない。当院では開院より、男性因子を有さない卵管通過障害症例に対しては卵管鏡下卵管形成術(以下、FT)を第一選択として、2017年3月末までに614例に対してのべ645件のFTを実施してきた。今回我々はFT症例の臨床成績を詳細に検討したのでここに報告する。

【方法】

当院で2017年3月末までにFTを実施した614例のうち、少なくとも6ヶ月間以上追跡調査が可能だった562例を今回の対象とし、対象症例を年齢により、40歳未満群(以下、未満群;N=471)、40歳以上群(以下、以上群;N=91)と分類した。対象症例のうち、FT実施後1年以内にタイミング療法または人工授精によって尿または血清中にhCGが検出されたものを妊娠と定義した。

【結果】

平均年齢および不妊期間(mean±SD)は、未満群で33.7±3.5歳、24.6±16.9ヶ月、以上群で41.7±1.6歳、25.5±15.1ヶ月であった。未満群では217例(46.1%)、のべ238件の妊娠が確認され、以上群では15例(16.5%)に妊娠が確認された。FT実施後から妊娠に至るまでの期間は、未満群で112.9±94.5日、以上群で136.2±108.0日であった。妊娠例の最高年齢は44歳(2例)であった。未満群の妊娠例の中には、6例(2.5%)の子宮外妊娠を認め、そのうち2例はFT実施周期での妊娠であった。なお、各群の流産率はそれぞれ14.3%、33.3%であった。

【結論】

年齢を問わず、卵管因子に対する卵管鏡下卵管形成術は効果的な治療であることが示唆された。その一方で、FT後の妊娠例では子宮外妊娠の頻度がやや高いことに留意する必要があると思われた。

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