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CONFERENCE / PAPER PRESENTATION

ARTにおける臨床成績と関連性について

【目的】

採卵数が増えても良好胚数は増加しないという報告がある。当院では、卵巣過剰刺激症候群に注意しながら調節卵巣刺激を行っているが、臨床妊娠のためには採卵数が何個必要か、採卵数に応じた臨床成績を後方視的に検討した。

【方法】

十分なインフォームドコンセントの後、2013年6月から4年間に当院で採卵を行った40歳未満でかつ初期胚を2個凍結保存し、残りの胚を胚盤胞まで培養した282周期を対象とした。採卵数5-9個(A群)、10-14個(B群)、15個以上(C群)の3群に分け、それぞれの卵子成熟率、正常受精率、5日目における胚盤胞到達率および良好胚盤胞到達率を比較した。さらに、各群の採卵初回の症例において、1度の採卵によって得られた胚で臨床妊娠に至る割合についても比較した。なお危険率5%未満をもって有意と判定した。

【結果】

3群間の平均年齢に有意差は認められなかった。卵子の成熟率はA群:89.5%、B群:86.3%、 C群:81.8%となり、B、C群に比べA群が有意に高かった。媒精及び顕微授精における正常受精率はA群:79.5%、B群:69.7%、C群:72.3%となり、B、C群に比べA群が有意に高かった。5日目における胚盤胞到達率はA群:37.5%、 B群:34.9%、C群:41.3%となり、有意な差は認められなかったが、良好胚盤胞到達率はA群:26.1%、B群:26.6%、C群:34.2%となり、A群に比べC群で有意に高かった。また、採卵初回の症例で1度の採卵によって得られた胚で妊娠に至る割合はA群69.1%、B群69.6%、C群84.7%となり、B群に比べC群で有意に高かった。

【考察】

採卵数9個以下の症例で成熟率、正常受精率が高かったが、採卵数が増加するにつれ、獲得できた良好胚盤胞数は多くなる。また、1度の採卵で臨床妊娠に至る割合は15個以上採卵できた場合で特に高くなり、採卵数5個以上であれば69.1%であったことから、採卵数5個を目指して卵巣刺激法を工夫する必要があると示された。

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