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こころのサロンより
妊活に役立つ心の持ちよう
~見え方の違い~
妊活に役立つ心の持ちよう~見え方の違い~
残暑お見舞い申し上げます
春木レディースクリニック心理師の濵口です。
治療での不安はもちろん、それに伴って、ご自身のことやご夫婦のこと、ご家族のこと、
お仕事のことなど、何となくモヤモヤした気持ちをお持ちでしたら、
とりとめもなくお話に来てください。ご自身でお話されることで気持ちが整理され、
モヤモヤやイライラが少しずつ減っていきます。
あなたのしんどい思いに寄り添っていっしょに考えていくのが「こころのサロン」です。
どうぞお気軽にお越しください😊
春木レディースクリニック
臨床心理士・公認心理師 濵口美雪
毎週火曜日と金曜日 14:30~、15:30~、16:30~
「こころのサロン」は1回50分です(無料)。
春木レディースクリニック心理師の濵口です。
夏真っ盛りという毎日が続いておりますが、体調はいかがでしょうか?
立秋が過ぎてもまだまだ暑さは続くようですね。
さて、夏の風物詩といえばさまざまありますが、どーんと打ち上がる花火はまさに夏を象徴する存在なのではないでしょうか。今年は花火大会が再開されている所も多いようですね。
花火は見る位置によって見え方が違うとよく言われますが、実際、どこから見ても同じように広がるものもあるし、表現される形によっては見る方向で違うものもあるそうです。そうなると、同時に同じ花火を見ている人たちも場所によって、「真ん丸でキレイ!」「美しい楕円形!」などとそれぞれに違った感想をもらしているのかもしれませんね。
他にも、例えば、‟円柱”は上から見たら円、横から見たら長方形といった違った見え方をします。以前ピタゴラスイッチというテレビ番組で、一つの物体をぐるりと回して映し、見え方の変化を映像化していました。へー、これがこんなふうにみえるんだ…と少し驚きを感じたのを覚えています。
では、目の前に‟円柱”があって、上から見た人が「ボールが思い浮かんだ」と言ったとしましょう。横から見た人は、どこから見ているか確認することもなく、「え?どうしてこの形でボールを思い起こすんだ?おかしいじゃないか!」…ということがあっても不思議ではありませんよね。
何か出来事があってそれに対する考え方が相手と違った場合、「どうしてそう思うの?」「おかしいよね?!」「どうしてわかってくれないの?!」とイライラした経験はありませんか?
そんな時は、もしかしたら出来事についての元々の見え方が違っているのかもしれません。例えば、電話したのに相手が出ない…といった出来事に対して、ある人は「相手が忙しいのだろう。そんな時にかけて申し訳なかった」またある人は「私の事がイヤだから出ないのか…何かしてしまったのだろうか」またある人は「きっと知っててでないんだ。腹が立つ!」などなど…皆が皆同じ反応をするとは限りませんね。これは出来事についての捉え方が様々だからです。
Aということについて、相手と自分と考え方や意見が違った時は、もしかしたらAということ自体についての見え方がそれぞれに違うのではないか、この人にはどのように見えているのだろうか…とふと思いを巡らすことで少しイライラ感が減少することがあります。もちろん、そこで可能であれば、どう見えているのか言葉に出して確認し合うこともひとつです。
見え方の違いは、その人の立場や年齢、性別、環境等によっても生じることがあります。同じことについて話していても、その人の関心のある方向や志向から見ているのでそれぞれの考え方は違ってきます。ただ、どうしても(私と)同じであってほしい、(この人には)同感してほしい、わかってほしい、といった気持ちがあると更にイライラしたり怒りを覚えたり悲しくなったりしてしまうかもしれません。
自分と違う考え方があること、目の前の相手は自分の見え方とは違うんだと考えてみること、はそんな時に助けになります。必ずいつも思っていなくてはいけないというのではなく、頭の隅に置いておくだけで逃げ場ができ、捉え方も変わってきます。
「ああ、この人はこちらの方向から見ていたからこんな意見になるのかぁ」…そんな体験を重ねることで、ご自身と他人との区別や様々な思考への理解が得られ、視野が広がって、ご自身の心の余裕にもつながっていくのではないでしょうか。
立秋が過ぎてもまだまだ暑さは続くようですね。
さて、夏の風物詩といえばさまざまありますが、どーんと打ち上がる花火はまさに夏を象徴する存在なのではないでしょうか。今年は花火大会が再開されている所も多いようですね。
花火は見る位置によって見え方が違うとよく言われますが、実際、どこから見ても同じように広がるものもあるし、表現される形によっては見る方向で違うものもあるそうです。そうなると、同時に同じ花火を見ている人たちも場所によって、「真ん丸でキレイ!」「美しい楕円形!」などとそれぞれに違った感想をもらしているのかもしれませんね。
他にも、例えば、‟円柱”は上から見たら円、横から見たら長方形といった違った見え方をします。以前ピタゴラスイッチというテレビ番組で、一つの物体をぐるりと回して映し、見え方の変化を映像化していました。へー、これがこんなふうにみえるんだ…と少し驚きを感じたのを覚えています。
では、目の前に‟円柱”があって、上から見た人が「ボールが思い浮かんだ」と言ったとしましょう。横から見た人は、どこから見ているか確認することもなく、「え?どうしてこの形でボールを思い起こすんだ?おかしいじゃないか!」…ということがあっても不思議ではありませんよね。
何か出来事があってそれに対する考え方が相手と違った場合、「どうしてそう思うの?」「おかしいよね?!」「どうしてわかってくれないの?!」とイライラした経験はありませんか?
そんな時は、もしかしたら出来事についての元々の見え方が違っているのかもしれません。例えば、電話したのに相手が出ない…といった出来事に対して、ある人は「相手が忙しいのだろう。そんな時にかけて申し訳なかった」またある人は「私の事がイヤだから出ないのか…何かしてしまったのだろうか」またある人は「きっと知っててでないんだ。腹が立つ!」などなど…皆が皆同じ反応をするとは限りませんね。これは出来事についての捉え方が様々だからです。
Aということについて、相手と自分と考え方や意見が違った時は、もしかしたらAということ自体についての見え方がそれぞれに違うのではないか、この人にはどのように見えているのだろうか…とふと思いを巡らすことで少しイライラ感が減少することがあります。もちろん、そこで可能であれば、どう見えているのか言葉に出して確認し合うこともひとつです。
見え方の違いは、その人の立場や年齢、性別、環境等によっても生じることがあります。同じことについて話していても、その人の関心のある方向や志向から見ているのでそれぞれの考え方は違ってきます。ただ、どうしても(私と)同じであってほしい、(この人には)同感してほしい、わかってほしい、といった気持ちがあると更にイライラしたり怒りを覚えたり悲しくなったりしてしまうかもしれません。
自分と違う考え方があること、目の前の相手は自分の見え方とは違うんだと考えてみること、はそんな時に助けになります。必ずいつも思っていなくてはいけないというのではなく、頭の隅に置いておくだけで逃げ場ができ、捉え方も変わってきます。
「ああ、この人はこちらの方向から見ていたからこんな意見になるのかぁ」…そんな体験を重ねることで、ご自身と他人との区別や様々な思考への理解が得られ、視野が広がって、ご自身の心の余裕にもつながっていくのではないでしょうか。
治療での不安はもちろん、それに伴って、ご自身のことやご夫婦のこと、ご家族のこと、
お仕事のことなど、何となくモヤモヤした気持ちをお持ちでしたら、
とりとめもなくお話に来てください。ご自身でお話されることで気持ちが整理され、
モヤモヤやイライラが少しずつ減っていきます。
あなたのしんどい思いに寄り添っていっしょに考えていくのが「こころのサロン」です。
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