秋も本番を迎え、すがすがしい季節の中であれこれやりたいことを思い浮かべられているのではないでしょうか。残念ながらまだまだコロナ禍の影響があり、限られた中での活動になるかもしれませんが…💦

さてさて、ご自身のやりたいことを組み合わせて一日の計画を立てたとしましょう。
朝からはこれこれ、何時までにこれこれ…と頭の中では考えていたのにも関わらず、突然の用件が入って思っていたように動けなくなったこと、あるのではないでしょうか？
突然のことが緊急性のある一大事ならばともかく、全く考えてもいなかったこと…例えば、電話があって長々と何かに勧誘されたとか、近所で普段出会わない人に偶然会って思った以上に立ち話をしてしまったとか、パートナーが仕事に出かけると思っていたのに急に休みになったとか…様々な場面があると思います。

このようにご自身の段取り通りできなかった時に、「ま、いっか」「ならばこうしよう！」とさらっと考えられるか、「こんなはずではなかったのに。どうして…」とイライラしてしまうか、ご自身が否定されたように感じて落ち込んでしまうか…で心への負担が変わってきます。
「ま、いっか」「ならばこうしよう！」と考えられる人は、切り替えができる、融通性がある、こだわらない、というイメージで捉えられるかもしれませんね。そうすると心への負担も軽くすむことが多いと推察されます。

ここでは、「こんなはずではなかったのに…」とイライラしたり、落ち込んでしまったりする場合、心への負担は大きいと想像できますよね。こんな場合、例えば初めにご自身で考えた段取りに対して「こうしないといけない！」と思いのほか制限をかけてしまっているということはありませんでしょうか。また、「こうならないと絶対失敗だ」「理想の自分ではない！」とうまくいかなかった時には知らず知らずご自身に×の評価を与えてしまう習慣があるのではないでしょうか。そんな×の自分になりたくないという思いも強く感じておられるのかもしれませんね。
ご自身を律することで達成感や満足感が得られることもあります。ただ、しんどくなってしまうと少し”過ぎてしまっている”のかもしれません。

段取り通りにできないといつもイライラしてしまうという人は、例えば、段取りを立てる時に一つだけでなくいろいろなパターンを作っておくというのも方法の一つです。もしこうなったらこうしよう、こんな時はこうしよう、と余裕を持って考えてみましょう。そして「どのパターンのどうなった時も自分はOK！」と計画の時点でご自身が了解しておくことが大事です。そしてそうなってしまった時の切り替えに慣れていくことです。

また、思っていた段取り通りにならなかったとしても、例えばその一日を振り返ってみて「段取り通りではなかったけれど、その代わりに○○ができたな」とか良かった点を探してみましょう。良い点が見つからなくても「悪い日ではなかったな」くらいでもよいのです。「段取り通りにはできなかったけど、今日は悪くなかったな」と確認することで、「ま、いっか」という感覚が育っていきます。

なかなか切り替えできなかったのが急にうまくできるようになるわけではありませんが、普段の生活のちょっとしたことで少しずつ習慣づけることはできます。それを重ねて徐々に切り替えができてくるようになってきます。上手く切り替えができない自分を責めたり否定したりするのではなく、ご自身を受け入れて少しずつできる範囲で変化を感じて取り入れていくことが大切です。急に変えようと無理をして余計にストレスを感じることもあるので、少しずつご自身の考え方の範囲の中で納得しながらご自身が良いと思うところを取り入れていかれると負担は軽いのではないでしょうか。

「こころのサロン」では、このような心の持ちようのお話についてもご一緒に考えさせていただきます😊

治療での不安はもちろん、それに伴って、ご自身のことやご夫婦のこと、ご家族のこと、
お仕事のことなど、何となくモヤモヤした気持ちをお持ちでしたら、
とりとめもなくお話に来てください。ご自身でお話されることで気持ちが整理され、
モヤモヤやイライラが少しずつ減っていきます。
あなたのしんどい思いに寄り添っていっしょに考えていくのが「こころのサロン」です。
どうぞお気軽にお越しください😊

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「こころのサロン」は1回50分です。　料金は無料です。