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抗精子抗体について
抗精子抗体について
こんにちは!春木レディースクリニック検査室です。
いよいよ寒さが本格的になりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
今回は外注検査のひとつ、【抗精子抗体】ついてお話ししたいと思います。
抗精子抗体とは、精子を攻撃する自己抗体の総称です。
抗精子抗体には精子を不動化して死滅させる不動化抗体があり、女性と男性どちらにも生じる可能性があります。男性の場合、精巣などの炎症が原因で自分の精子に抗体が作られるケースがあると言われています。
主に血液検査によってその存在が確認できますが、子宮頸管粘液・子宮内腔・卵管液、さらには卵胞液や精液などの体液にも存在するため、受精までのあらゆる過程で悪影響を及ぼす可能性があります。
血液検査の精子不動化試験(SIT)でSIVという値が2.0以上あると陽性とみなします。半定量測定法で精子不動化抗体の強い場合に正確な抗体価の把握は不可能ですが、精子不動化検査法(SI50)の定量では正確に測定可能で治療方針の決定に重要な検査です。当院ではSITが陽性の場合、SI50の検査を追加いたします。
抗精子抗体の抗体価が高いほど自然妊娠は難しくなり、人工授精や体外受精などの治療が必要です。
『 人工授精 』
精子を洗浄処理するため、男性側に抗精子抗体が検出されるケースでは精子表面に付着した抗体を取り除くことで、運動率が改善される場合があります。
一方、女性側に抗精子抗体が検出される場合では人工授精により精子は子宮頸管をバイパスできますが、子宮内腔にも抗体が存在するため精子の受精能が障害される可能性があります。
『 顕微授精 』
抗精子抗体陽性において最も有効な治療法です。良好として選んだ1匹の精子を細いガラス管の先に入れて、成熟卵子の細胞質内に穿刺し精子を注入します。
以上、抗精子抗体についてお話しさせていただきました。
次回も検査についてお伝えいたします!
お楽しみに♪
春木レディースクリニック
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