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学会参加報告
第55回不妊カウンセラー・体外受精コーディネーター養成講座に参加しました
こんにちは。
初夏の風が心地よくなり、心躍る季節となりました。
皆様いかがお過ごしでしょうか。
さて、2025年4月23日~5月2日に開催されました、
第55回不妊カウンセラー・体外受精コーディネーター養成講座を受講しました。
今回は、印象に残った3題をご紹介させていただきます。
「非匿名」精子バンクが目指す精子提供
現代、100人に1人が無精子症であると言われており、無精子症の患者様が自身の子を持てる確率は約1割程度であることに驚きました。精子提供を使った体外受精は一部施設で行われていますが、ドナーは匿名であるため、精子提供によって産まれた子どもの出自を知る権利は保証されていません。透明性の高い仕組みをつくるため、厳しい条件のもと、非匿名とする事によって、希望すれば精子ドナーの身元情報を知ることが出来ます。精子提供によって産まれた子どもの出自を知る権利を守るためには非匿名で、すべての当事者にやさしいサービスをつくる必要があります。
無精子症のカップルに対して、精子バンクが有用であると感じました。
卵子凍結の現状について考える~世界の取り組みと日本のこれから~
卵子凍結とは、卵子を凍結して将来に備える技術です。
2008年頃は、卵子凍結はまだ研究段階であると評価されていましたが、近年では卵子凍結の安全性や有効性に関する数々の報告があり、卵子凍結を希望する女性のニーズも増加してきました。
計画的卵子凍結には、メリットだけでなくデメリットもあります。
【メリット】卵子数が減少する前に保存ができ、保存した卵子の質は基本的には低下しません。
【デメリット】採卵までの通院やスケジュール調整が必要で、費用もかかります。保存後も更新費用が発生し、将来使うかは不確かです。
注意点としては、凍結卵子の長期的な安全性と有効性に関するデータはまだ少ないので、凍結卵子を使用した場合は母児の健康を長期的追跡調査することが強く推奨されています。
「男性不妊症診療ガイドライン2024」
不妊症の原因として男性因子は48%を占めます。男性不妊症の原因として最も多いのが造精機能障害であり、性機能障害は約20年で4倍以上に増えています。肥満・運動不足や膝上でのパソコンの利用や長時間のサウナ、睡眠不足や喫煙、精神的ストレスは精液所見・精子形成に影響されると言われています。
日本では男性不妊症に関する正しい知識が十分に普及していない現状があります。実は多くの男性が不妊に悩んでいるにもかかわらず、情報や理解が十分に広まっていないのが現状です。
現在のからだの状態を把握し、将来の妊娠やからだの変化に備えて自分たちの健康に向き合う、「プレコンセプションケア」が今後ますます重要になると考えられています。
なにかと体調を崩しやすい季節でございますので、皆様お気を付けくださいね。
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