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BLOG

栄養カウンセリング室より

妊活食べ物Q&A 大豆イソフラボン

こんにちは
春木レディースクリニック管理栄養士の花田です。

栄養カウンセリングでは患者様から多くのご質問・ご相談をお受けします。
このブログでも「妊活食べ物Q&A」としてお伝えしていきます。

Q.大豆は女性ホルモンにいいと聞いたので食べるようにしていたのですが、よくないという記事も見ました。どちらが本当ですか?

A.「女性ホルモンにいい」というのは、大豆に含まれるイソフラボンが女性ホルモンに似た働きをするという意味ですね😊
後半の「よくないという記事」の方ですが、こちらは、イソフラボンを摂りすぎると月経周期が乱れるというデータをもとにしたお話だと思われます。

まずイソフラボンの働きから見ていきましょう。

イソフラボンは、マメ科の植物に多く含まれるポリフェノールの仲間で、体内で女性ホルモンに似た働きをすることから、植物性エストロゲンとも呼ばれます。
その効力は、エストロゲンの1/1000~1/10000で、非常に穏やかな働きです。

前述のイソフラボンと月経周期の関係ですが、次のような研究結果が報告されています。
・閉経前女性に日常の食事に加えて、1日57.3mgのイソフラボンを含む豆乳を2月経周期摂取させた結果、血中エストロゲン濃度の低下と月経周期の延長傾向が併せてみられた。
・閉経前の女性に、日常の食事に加えて、豆乳を1日400mL(イソフラボン75.7mg)摂取させたところ、エストラジオールの血中濃度が約33.3%低下、月経周期が11.7%延長した。
・閉経後女性に1日150mgのイソフラボンの錠剤を5年間摂取させた結果、子宮内膜症の発症が有意に高かった。

これらを考慮し、わが国の食品安全委員会では、イソフラボンの摂取上限量を75mgとしています。
一般的な食品では、75mgはだいたい次のような量が目安です。
 納豆なら2パック
 豆腐なら1丁(300g)
 豆乳なら400 mL

また、妊娠中はこの量にプラスして健康食品等でイソフラボンを摂取することは避けるようにとされています。
その根拠として、「動物実験で、妊娠動物に対する大豆イソフラボンの高濃度暴露により、胎児の生殖機能への影響等を示唆する報告があった」ことが挙げられています。
詳しくはこちら

これらのことから、大豆イソフラボンは更年期以降の女性にとっては有益である可能性が高いけれども、閉経前や妊娠中の女性は過剰摂取に注意するべきといえるでしょう。

これは、イソフラボンの量であり、大豆を食べてはいけないという意味ではありません。
大豆は日本では古くから親しまれてきた食品であり、イソフラボンだけでなく良質のたんぱく質やサポニン、レシチンなど、健康に役立つ成分も多く含んでいます。
サプリメントやトクホ食品などでイソフラボンのみを一度にたくさん摂取することは避けた方がいいですが、大豆そのものを敬遠することのないようにしたいですね
💕



≪栄養カウンセリング≫

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管理栄養士 花田

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