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栄養カウンセリング室より
妊活食べ物Q&A 妊娠期の食中毒予防
こんにちは☀
春木レディースクリニック管理栄養士の花田です。
栄養カウンセリングでは患者様から多くのご質問・ご相談をお受けします。
このブログでも「妊活食べ物Q&A」としてお伝えしていきます。
Q.妊娠中は生ものを避けた方がよいとのことですが、どんな食べ物に特に注意すればよいでしょうか?
A.「生ものを避けた方がよい」のは、食中毒予防の観点からですね😊
妊娠中は免疫力が低下し、感染症や食中毒にかかりやすくなります。
食中毒にかかると、下痢や嘔吐によって脱水状態になったり、子宮への刺激が起こって早産や流産につながったりするので、生ものには特に注意が必要です。
食中毒の原因となる微生物には、さまざまな種類があります。
サルモネラ菌やウェルシュ菌、黄色ブドウ球菌、腸管出血性大腸菌、腸炎ビブリオ、ノロウイルスなど、ご存知の方も多いと思います。
これらの微生物の中には、ご自身に食中毒症状が出るだけでなく、胎盤を通過してお腹の赤ちゃんにも感染するものもあります。
○カンピロバクター
生や加熱不足の鶏肉や牛レバーを主な原因食品とし、国内での発生件数が多い食中毒です。
妊婦が感染した場合、赤ちゃんへの直接の影響は少ないとされますが、母子感染による新生児髄膜炎が国内でも複数報告され、脳性まひなどの障害が残った例もあります。
○リステリア菌
河川水や動物の腸管内などに広く分布する細菌で、欧米ではナチュラルチーズなどの乳製品、生ハムなどの食肉加工品、スモークサーモンなどの魚介類加工品、コールスローなどのサラダなどで集団食中毒の事例が多数報告されています。
感染しても重症化することは稀ですが、妊婦の場合、母体は軽い風邪様症状でも、胎盤や胎児に感染し、流産や早産、新生児リステリア症(肺炎、敗血症、髄膜炎など)を起こす可能性があります。
厚生労働省から次のような注意喚起がされています。
○トキソプラズマ
ネコ科動物を終宿主とする寄生虫です。
加熱不十分な肉(馬刺、牛刺、鳥刺、レバ刺、鹿刺、レアステーキなど)や、ネコの糞便に含まれていることがあり、これらが口に入ることによって人に感染します。
妊娠中に初めてトキソプラズマに感染すると、胎盤を通して赤ちゃんにも感染し、先天性トキソプラズマ症によって流産や死産、水頭症、視力障害、脳内石灰化、精神運動機能障害などを起こすことがあります。
生ものに注意するだけでなく、ガーデニングやペットのトイレ処理などでは手袋を着用し、手洗いを徹底しましょう。
いずれも十分な加熱と衛生管理で食中毒を防ぐことが可能ですので、神経質になりすぎないでくださいね😊
夏場は細菌性の食中毒が増える時期です。
家族みんなで衛生意識を高め、食中毒を予防していきましょう💕
≪栄養カウンセリング≫
日時:水曜 14:30~、15:30~
木曜 14:30~、15:30~、16:30~、17:30~
料金:無料(44歳以上の患者様は有料となります)
春木レディースクリニック管理栄養士の花田です。
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Q.妊娠中は生ものを避けた方がよいとのことですが、どんな食べ物に特に注意すればよいでしょうか?
A.「生ものを避けた方がよい」のは、食中毒予防の観点からですね😊
妊娠中は免疫力が低下し、感染症や食中毒にかかりやすくなります。
食中毒にかかると、下痢や嘔吐によって脱水状態になったり、子宮への刺激が起こって早産や流産につながったりするので、生ものには特に注意が必要です。
食中毒の原因となる微生物には、さまざまな種類があります。
サルモネラ菌やウェルシュ菌、黄色ブドウ球菌、腸管出血性大腸菌、腸炎ビブリオ、ノロウイルスなど、ご存知の方も多いと思います。
これらの微生物の中には、ご自身に食中毒症状が出るだけでなく、胎盤を通過してお腹の赤ちゃんにも感染するものもあります。
○カンピロバクター
生や加熱不足の鶏肉や牛レバーを主な原因食品とし、国内での発生件数が多い食中毒です。
妊婦が感染した場合、赤ちゃんへの直接の影響は少ないとされますが、母子感染による新生児髄膜炎が国内でも複数報告され、脳性まひなどの障害が残った例もあります。
○リステリア菌
河川水や動物の腸管内などに広く分布する細菌で、欧米ではナチュラルチーズなどの乳製品、生ハムなどの食肉加工品、スモークサーモンなどの魚介類加工品、コールスローなどのサラダなどで集団食中毒の事例が多数報告されています。
感染しても重症化することは稀ですが、妊婦の場合、母体は軽い風邪様症状でも、胎盤や胎児に感染し、流産や早産、新生児リステリア症(肺炎、敗血症、髄膜炎など)を起こす可能性があります。
厚生労働省から次のような注意喚起がされています。
○トキソプラズマ
ネコ科動物を終宿主とする寄生虫です。
加熱不十分な肉(馬刺、牛刺、鳥刺、レバ刺、鹿刺、レアステーキなど)や、ネコの糞便に含まれていることがあり、これらが口に入ることによって人に感染します。
妊娠中に初めてトキソプラズマに感染すると、胎盤を通して赤ちゃんにも感染し、先天性トキソプラズマ症によって流産や死産、水頭症、視力障害、脳内石灰化、精神運動機能障害などを起こすことがあります。
生ものに注意するだけでなく、ガーデニングやペットのトイレ処理などでは手袋を着用し、手洗いを徹底しましょう。
いずれも十分な加熱と衛生管理で食中毒を防ぐことが可能ですので、神経質になりすぎないでくださいね😊
夏場は細菌性の食中毒が増える時期です。
家族みんなで衛生意識を高め、食中毒を予防していきましょう💕
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