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栄養カウンセリング室より

妊活食べ物Q&A カルシウム

妊活食べ物Q&A カルシウム

こんにちは
春木レディースクリニック管理栄養士の花田です。

栄養カウンセリングでは患者様から多くのご質問・ご相談をお受けします。
このブログでも「妊活食べ物Q&A」としてお伝えしていきます。

Q.妊娠中は赤ちゃんの身体をつくるためにカルシウムがたくさん必要になると思いますが、今からサプリメントなどで補っておいた方がいいですか?

A.赤ちゃんの身体をつくる成分としてカルシウムが必要なのは明らかですね👶
ただ、妊娠中は非妊娠時よりもカルシウムの吸収率が高くなるので、『日本人の食事摂取基準』では妊婦の付加量は設定されていません。
日常的にカルシウムをしっかり摂取されているのなら、あまり気にしなくてよいと思います。
また、カルシウムの腸管からの吸収にはビタミンDが不可欠です。
ビタミンDは魚🐟やキノコ類🍄に多いので、こちらも意識して摂るようにしましょう。

さて、身体、特に骨🦴や歯🦷の構成成分というイメージが強いカルシウムですが、実際には他にも多くの働きがあります。
ちょっと難しいですが、その一部をご紹介しますね😊

人体のカルシウムの99%は骨や歯に、残りの1%は血液や細胞外液などにイオンとして存在していますが、この1%の働きが非常に重要です。
細胞膜にはカルシウムチャネルと呼ばれる門があり、これを通ってカルシウムイオンが細胞内外を移動することで、細胞間の情報伝達を行っています。
この情報伝達のおかげで、神経伝達や筋収縮、ホルモン分泌などが正常に行われています。

よって、カルシウムが不足すると、免疫システムの情報伝達ができずアレルギー反応が起こったり、血液凝固成分のフィブリンを作れなくなったりします。
また、血糖の増加を膵臓に伝えられずインスリン分泌が低下したり、血管の細胞にカルシウムが入り込んで高血圧になったりと、生活習慣病のリスクも高まります。

このように、カルシウムは生命の維持に不可欠なので、血中濃度が低下すると、骨からカルシウムを溶け出させて利用します。

また、カルシウムは、細胞分裂やたんぱく質合成、遺伝子発現の調整にも関わります。
正常な細胞の分裂に必要なのはもちろん、近年では、がん細胞の増殖を抑える作用もあることを示唆する研究結果も報告されています。

生殖医療分野では、顕微授精において卵活性化障害が疑われる症例にはカルシウムイオノフォア」が治療法の一つとして実施されています。
卵子との融合によって精子から卵活性化物質が放出されると、卵細胞からカルシウムイオンが放出され、それが合図となって受精完了、胚分割へと進んでいきますが、このカルシウムイオン濃度の上昇を補うための技術です。

カルシウムに対するイメージが随分変わられたのではないでしょうか
サプリメントでもいいですが、まずは日常の食事でしっかり摂るようにしたいですね💕
牛乳🥛、チーズ🧀、骨ごと食べられる魚🐟、豆腐、小松菜🥬などがおすすめです😊

≪栄養カウンセリング≫
日時:水曜 14:30~、15:30~
   木曜 14:30~、15:30~、16:30~、17:30~
料金:無料(2022年4月1日より2回目以降も無料となりました)


春木レディースクリニック
管理栄養士 花田

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