こんにちは☀
春木レディースクリニック管理栄養士の花田です。

明日10月30日は、「初恋の日」です。
なんだかとっても懐かしく、甘酸っぱい気分になりますね♥ 

1896(明治29)年のこの日、島崎藤村が『文学界』46号に『こひぐさ』の一編として『初恋』の詩を発表したことに因んで、藤村ゆかりの宿である長野県小諸市の老舗旅館が制定したとのことです。

まだあげ初めし　前髪の
林檎のもとに　見えしとき…

中学校の国語の教科書に登場するので、ご存じの方も多いと思います。
七五調の文語定型詩で、リズム感があって読みやすい詩です。
林檎🍎を介して二人の心が近づき、恋が実っていく様子が四連にわたって表現されています。
私も大好きな詩でした。

さて、初恋の時代は過ぎ、今はもう「色気より食い気」
リンゴ🍎のお話に移りましょう。

リンゴは昔から「1日1個のりんごは医者いらず」という言い伝えがあるように、栄養価の高い果物です。
リンゴに含まれる栄養素として注目すべきは、食物繊維、カリウム、ビタミンＣなどです。
食物繊維は腸内環境を整え、便通改善効果や血糖上昇抑制効果などが期待できます。
カリウムはナトリウムの排泄を促し、高血圧の予防に働きます。
また、ビタミンＣは、コラーゲンの合成に不可欠で、鉄の吸収を促進する働きもあります。
ビタミンＣには強い抗酸化作用があることも知られていますが、リンゴにはさらに抗酸化力の強いプロシアニジンというポリフェノールが含まれています。
プロシアニジンについては様々な研究が行われ、ヒト介入試験で、糖・脂質代謝を制御することが認められたと報告されています。
特に、糖代謝については、インスリン抵抗性との関連が明らかになり、糖尿予備軍への糖負荷試験で食後30分の血糖値上昇が有意に抑制されたとのことです。

味も香りもよいだけでなく、健康効果も高いリンゴ🍎 
私は毎朝リンゴを食べていますが、旬の時期になり、店頭に赤い果実が並んでいるのを見るのがとても幸せな今日この頃です😊 


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