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栄養カウンセリング室より

カラダと食べ物 血糖コントロールとGI

カラダと食べ物 血糖コントロールとGI

こんにちは
春木レディースクリニック管理栄養士の花田です。

前回に引き続き、今回も「血糖コントロール」についてのお話です。

皆様はGIをご存知ですか?

食事によって糖質を摂ると血糖値が上昇しますが、血糖値の上がり方は食品によって異なります。
この血糖値の上がり方を数値で表したのがGI(グリセミックインデックス)と呼ばれるものです。
オーストラリアのシドニー大学では、グルコース(ブドウ糖)の GIを100とし、GIが70以上の食品を高GI食品、56~69の間の食品を中GI食品、55以下の食品を低GI食品と定義しています。

例えば、同じ穀類でも
もち米:87  白米:80  玄米:76  カレーライス:67
白いパン:75  全粒粉パン:72  クロワッサン:67
と、違いがあります。

この違いは、食物繊維や脂質など、糖質の消化吸収を遅らせるような栄養素がどれぐらい含まれているかによります。
玄米はぬか層に食物繊維がたくさん含まれているし、カレーライスは油脂を多く使ったお料理ですね。
同じく、全粒粉は食物繊維の多い外皮ごと挽いた小麦粉ですし、クロワッサンは生地に油脂を練り込んでいます。
つまり、GIの低い食品は、それに含まれる食物繊維や脂質などによって糖の吸収が邪魔されるので、血糖値の上昇も緩やかになるということですね。

では、血糖コントロールにはGIの低い食品を選べばよいかというと、一概にはそうともいえません。
確かに、食後の血糖値上昇という点で考えると理論的に有効であるといえます。
でも、GIが低い食品は必ずしも含まれている糖質の量が少ないというわけではないので、ゆっくりであるとはいえ最終的には糖は吸収されることになります。
低GI食品だからといって食べ過ぎると肥満の原因になり、体脂肪が過剰になることでインスリンの働きが低下し、結果的に高血糖になるということもあり得ます😢

低GI食品を否定するわけではありませんが、単一の食品だけを取り上げてGIの高低にこだわるのではなく、1回の食事全体で食品の組み合わせを考えるとよいでしょう。

食物繊維の多い食品といえば、玄米・野菜・海藻・きのこ🍄・こんにゃくなど。
脂質は、ドレッシングや炒め油だけでなく、肉や魚🐟にも含まれています。
このような食品を上手に組み合わせたり、糖質の多いものは最後に食べるなど順番を工夫したりすると、血糖値の上昇が緩やかになるという研究結果も出ています。

「なんだ、やっぱり結局はバランスか」とがっかりされたかもしれませんが、基本に忠実に食生活をととのえていくことが健康への一番の近道なのです
「組み合わせ」と「順番」を意識して、上手に血糖コントロールをしていきましょう😊


≪栄養カウンセリング≫
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