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不妊カウンセラーより
5月病について
こんにちは。
不妊カウンセラーの田渕です。
青葉若葉の美しい季節となりました、皆様いかがお過ごしでしょうか。
今回の不妊カウンセリングブログは5月病についてお伝えします。
5月病とは新しい環境に適応できないことに起因する精神的な症状の総称とされています。
4月から始まる新しい環境で知らず知らずのうちに
心労や疲労が蓄積されそれが限界を迎えると症状が出てきます。
知らず知らずのうちにというところから、周囲にも気づかれにくく
症状が出るころには相当なストレスが溜まっていることが多いです。
特に4月から頑張って日々過ごしていた方がゴールデンウィークを挟んだことで張り詰めていた糸が切れたり、ゴールデンウィークを挟むことで生活サイクルが乱れ
5月病になるケースも多いと言われています。
良く言われる症状は、やる気が出ない、なんとなく体が重い、不眠、不安が強くなる
食欲不振、頭痛、めまいなどです。
5月病になりやすい傾向のある人は真面目で勤勉、責任感強い、1人で抱え込みやすい
感情を我慢しやすい、完璧主義の人と言われています。
いくつかの予防法をご紹介します。
① 運動をする
運動をするとセロトニンやドーパミン、成長ホルモンやテストステロンなどが分泌されます。
セロトニンやドーパミンは精神を安定させたり快楽をもたらすなどの働きがあり、幸福ホルモンと言われたりします。運動後に気分がリフレッシュするのはこれらのホルモンの影響です。また、有酸素運動などの後によく出るエンドルフィンというホルモンは多幸感を感じるとされています。
このように適度な運動をすることでホルモンが活発になり、それらによってリフレッシュしたり、多幸感を感じることが出来ます。その結果として5月病の予防に繋がる可能性があります。
散歩がてらのウォーキングや軽めのジョギングがおすすめです。
② 趣味を楽しむ
好きな事に打ち込んでいる時はセロトニンが活性化されることで気分が上向きになり、リフ
レッシュすることもできます。
ウォーキングがてらカフェ巡りや舞台鑑賞もいいですね。
③ 食生活を整える
セロトニン生成を促す栄養が豊富は食品を意識して食べることで、セロトニン分泌アップが期待できます。
バナナ、乳製品、大豆製品、サツマイモ、イワシ、雑穀などがおすすめです。
ただし、カフェイン入りの飲料や甘い食べ物を摂取しすぎると睡眠や内臓機能に影響を与えるので適量を心がけましょう。
また、おにぎりやパンなどの簡単な食事で済ませないでタンパク質を多く摂るようにしましょう。
精神状態が健康に深いかかわりのある神経伝達物質の材料は、タンパク質から作られます。
タンパク質が多く含まれる食品が卵類、大豆製品、乳製品です。
ビタミンB群が不足するとタンパク質をアミノ酸に変えることができなくなり、脳の栄養や神経伝達物質が作れません。
ビタミンB群を多含む食品が以下のとおりです。
ビタミンB1→豚肉、うなぎ、たらこ、ナッツ類
ビタミンB2→豚レバー、鶏レバー、牛レバー、うなぎ、牛乳
ビタミンB6→かつお、まぐろ、牛レバー、さんま、バナナ
ビタミンB12→牛レバー、鶏レバー、カキ、さんま、あさり、にしん
(食生活とメンタルヘルス/心と体も健康に参照)
当院栄養カウンセリングにもご相談ください。
④ 生活リズムを整える
平日とは対照的に休日は遅い時間に起き、食事もとったりとらなかったりしている場合、
生活リズムが乱れて疲れがとれません。
休日もなるべく生活リズムが変わらないように起床、食事、就寝の時間を整えることが大切です。
また、十分な睡眠時間を確保してください。寝る直前までパソコンやスマホを見ていると脳の緊張状態が解けないままになるので、少なくとも寝る1時間前には見るのをやめてゆっくり過ごしましょう。
⑤ 相談する
悩みがある時はひとりで抱え込まず、誰かに相談すると気が楽になります。話すのに抵抗がある場合は、お気に入りのノートに悩んでいることを整理することもいいですね。
また、相談相手がみつからなかった場合は、当院のカウンセラーにお話ししてみてください。
不妊治療を始められたことでの環境の変化にストレスを抱えていたり、疲労をため込んだりしている傾向にある場合もこれらの予防策を取り入れ、心も体も健康にお過ごしください。
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