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不妊カウンセラーより
紫外線とビタミンD
不妊カウンセラーブログ
花粉症のピークも過ぎ、暖かな日が続き、ずいぶんと過ごしやすくなりました。これからの時期は紫外線対策が必要となってきます。みなさまもご存知の通り、過剰な紫外線は肌や人体にダメージをもたらし、紫外線を浴び続けると、日焼けやしみ、しわ、くすみなどの原因になる他、皮膚がん、紫外線結膜炎などのリスクが増えるなど、負のイメージが強いですが、実は体にとって良い影響もあります。紫外線がもたらす良い影響を考慮し、上手に付き合っていくことが大切です。
紫外線は、人の体内でのビタミンDの生成に深く関与しています。紫外線のうち、B波(UV-B)が人の皮膚に照射されると、体内に豊富に存在するデヒドロコレステロールという物質からビタミンDが生成されます。
ビタミンDは妊娠を望む方には非常に重要な栄養素と言えます。不妊治療でビタミンDが注目されている理由は、生殖器官の細胞にビタミンDの受容体の存在が確認されているからです。ビタミンDの受容体は人のほぼすべての器官にありますが、女性の卵巣や子宮には多く存在しており、男性の精巣、精子、前立腺にも存在しています。また、女性ホルモンとの関連があり、子宮内膜を整え着床しやすくする作用があります。このような理由で、ビタミンDの欠乏は、卵巣機能や精巣機能、子宮内膜、排卵に影響すると言われています。ですので、ビタミンDを積極的に摂取することは、妊娠出産に良い影響を及ぼす可能性が高いと言えます。
そしてビタミンDは、腸におけるカルシウムの吸収を促進する働きがあります。必要量のビタミンDを摂取することは、丈夫でしっかりとした骨の成長・維持につながります。逆に、ビタミンDが欠乏すると、カルシウムの吸収率が低下し、低カルシウム血症を引き起こすリスクがあります。低カルシウム血症になると、骨が軟化し、骨軟化症や骨粗鬆症の原因になる場合があります。また、免疫力の低下を招き、風邪やインフルエンザなどの感染症に罹患するリスクが高まります。
ビタミンDは食品からも摂取可能ですが、きのこ類や魚類などには多いものの、それ以外にはあまり含まれていないため、これらが苦手な方は必要量を食事から摂るのは困難です。
紫外線によって生成されるビタミンDは、必要以上には作らないように調整されるため、簡単に安定して補うことができると言えそうですね。
環境省の『紫外線環境保健マニュアル2020』によると、「1日のうちでは正午ごろ、日本の季節では6月から8月に最も紫外線が強くなる」とされています。紫外線の人体への害を防ぐために、「紫外線の強い時間を避ける、日影を利用する、日傘を使う、帽子をかぶる、衣服で覆う、サングラスをかける、日焼け止めを上手に使う」などの対策もマニュアルには示されています。
しっかり対策をしたうえで、適度なウォーキングなどを取り入れ、太陽の光を意識した生活を心がけていきましょう。
看護師 田渕(不妊カウンセラー)
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