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培養室へようこそ
「異常受精」「変性卵」について
新年が明け、辰年ということで今年は皆様も登り龍のように飛躍の年となりますように。
スタッフ一同、患者様に寄り添えますよう、精一杯お手伝いをさせていただきますので、
どうぞよろしくお願いいたします。
寒い日が続きますので、皆様お体をご自愛くださいね。
今回は報告書に記載されることのある「異常受精」および「変性卵」について
ご説明いたします。
当院では体外受精、または顕微授精をした翌日に卵を確認し、
「正常に受精をしているか」を確認させていただいております。
その際に異常受精や異常卵が確認された場合、該当の受精卵は「培養終了」となります。
またそのような受精卵のみであった場合には、今周期の全ての培養は終了となり、
培養室からの報告書に下記のように記載されることがあります。
「異常受精胚のみのため、培養を終了しました。」
「変性卵のみのため、培養を終了しました。」
この内容について解説をいたします。
まずは「異常受精」についてですが、これは別の表現で「多精子受精」とも呼ばれ、
1つの卵子に1つ以上の精子が侵入が考えられる場合です。
(1つの卵子に1つの精子で正常受精卵と扱います)
ここで顕微授精は1つの精子を卵子に入れているのでは?と思われる方もいらっしゃると思います。
そのとおり、顕微授精は1つの精子を侵入させます。
ですが異常受精を確認できる場合もあります。
正常受精の場合はこちらです。
続いて「変性卵」についてご説明します。
変性卵は、細胞が生存していないような状態のことを示します。
↑採卵翌日の受精確認の際に、変性卵と判断された受精卵
そのため写真のように細胞が黒っぽくなります。
この場合は細胞分裂がおこらず、細胞の成長もストップするため培養は終了となります。
また受精はしても成長がストップしたのちに変性卵へと変化する場合もあります。
その場合にも「変性卵」と判断しますが、報告書では「胚質不良」と記載が異なります。
↑写真は採卵から5日目に胚盤胞には成長せず、変性卵へとなった胚。
変性卵になる理由は様々考えられますので、報告書の内容のもと医師から診察時にご説明させていただいております。培養士がお目にかかることはありませんが、報告書の内容に相違がないよう、Wチェックを実施しておりますので、ご安心ください。
報告書の記載内容について、患者様お一人お一人のご理解が深まれば幸いです。
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