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培養室へようこそ
液体窒素について
培養室へようこそ 22
こんにちは。
今年もあと一か月となり、外は本格的に寒くなってきていますがお身体お変わりありませんか。 今回は患者様の大切な卵子・精子・受精卵を保管するために欠かせない、液体窒素についてお話します。 液体窒素とは空気を液化精製して作られる、液体状の窒素です。 沸点が-196℃と極めて低く、保管する際には専用の容器が必要になります。また、液体窒素は無色透明・無臭で窒素自体の比重も空気に近いことから、すぐに気化し空気中に充満してしまいます。 以上のことから、液体窒素を取り扱う際には凍傷や酸欠などの恐れがある為、十分に注意をする必要があります。 この液体窒素を取り扱う上で、特に注意するべき点として先ほど説明した【凍傷】・【酸欠】に加えて【爆発】が挙げられます。 以上、三点についてもう少しだけ詳しく解説していきます。
【凍傷】 液体窒素が衣服にかかると浸透し、繊維内に滞留します。万が一その部分に接触してしまうと皮膚が凍傷になってしまいます。そのため、皮膚に直接触れないようにするのはもちろんのこと、衣服にもかからないように注意しておく必要があります。
【窒息】 液体窒素は気化すると体積が700倍にまで膨張します。仮に床に多量の液体窒素をこぼしてしまうと、気化した窒素が部屋中に広まり空気中の酸素濃度を低下させ、部屋の中にいる人は酸欠状態になってしまいます。空気中の酸素は約20%ほどですが、10%を切ると意識喪失や中枢神経障害、6%を切ると即失神し、短時間で死亡すると言われています。
【爆発】 先ほどの窒息の説明で液体窒素の膨張についてお話ししましたが、この液体窒素の膨張する特性で爆発が引き起こされます。液体窒素の入った容器を密閉して保存してしまうと、密閉された容器内でどんどん気化が進み、次第に容器内が高圧となり爆発が引き起こされます。
以上、液体窒素についてお話しました。使用方法を誤ると危険な物質でも、正しい知識を持って正しく取り扱うことで患者様の検体を安全に保管することが可能です。
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