こんにちは、看護部です。
春らしい暖かな季節となってきましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

今回のブログでは採卵周期に処方されることのあるセトロタイドに関して、
よくいただくご質問について記載させていただいております。ぜひご参照ください。

●注射部位が赤い、痒みが伴う場合

　→セトロタイドは副反応によって注射を打った部位に発赤や搔痒感が出ることはよくあります。数時間以内に症状が治まるようであれば問題はありません。

翌日以降、症状が悪化する場合は診察を要する可能性もございますので診療時間内にご連絡ください。

●指定時間（16-18時）に打ち忘れた場合

　→セトロタイドは採卵当日までの排卵を防止するため、その効果時間を考慮し、16-18時に投与していただいています。投与指示当日中に打ち忘れに気付かれた場合は、気付かれた時点で注射をお願いします。その後は予定通り注射指示があれば継続していただきますが、注射時間が遅れたことは診察ご来院時にお伝えください。翌日以降に打ち忘れに気付かれた場合は診察の必要がありますのでご予約のうえ受診をお願いします。

●「誘発剤⇒セトロタイド」の順番で投与出来ていなかった場合

　→特に心配いただくことはありません。翌日以降も注射指示がある場合は指示通り注射の投与をお願いしています。

●セトロタイドの投与部位について

　→下腹部に投与をお願いします。連日の投与指示がある場合は、注射部位は離して実施をお願いします。

●セトロタイドを溶解するための注射用水の量について

　→0.5ｍｌの注射用水で溶解してください。注射終了後に残った注射用水については破棄していただいて問題ございません。注射後のお薬・注射用水のアンプル・バイアルについては医療廃棄物のためクリニックでの破棄になりますので、ご自宅では処分しないでください。

●注射用水でなかなかセトロタイドの薬剤が溶けない場合

　→セトロタイドは注射用水を注入してもすぐに溶けにくい場合があります。その場合は常温で少し時間を置いていただくと薬剤が溶けやすくなります。薬剤が溶けているのを確認後、続きの行程を実施してください。

セトロタイドはシリンジタイプの注射薬のため初めて実施される場合は難しさを感じられる方もいらっしゃるかと思います。

当院ではシリンジタイプの注射を行う患者様用にパンフレットや動画の作成をしております。
注射の手順を確認したい場合は、パンフレットもしくは患者様専用サイトでご確認ください。

次回の看護部ブログでは、質問集についてご案内いたします。

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