
心斎橋駅直結
学会参加報告
秋風が心地よい季節となりましたが、お元気でお過ごしでしょうか。
さて、2026年9月26日・27日に城山ホテル鹿児島にて開催されました【第29回日本IVF学会学術集会】に参加してまいりましたので皆様にご報告させていただきます。
本学会では「ART維新」をメインテーマに数多くの演題が発表されました。
中でも印象的であった3演題をご紹介させていただきます。
ART治療中および治療後の女性ヘルスケア ~婦人科連携の重要性~
不妊治療と、子宮筋腫や子宮内膜症などの婦人科疾患の治療では、目的や使用するお薬が異なるため同時に行うことはできません。
しかし、不妊治療を一時的にお休みされる場合や出産後などには、婦人科疾患の再発予防や経過観察を行うことの大切さを強く感じました。
お仕事やご家庭の事情などで不妊治療を中断されることもあるかと思います。
そのような場合にも適切なフォローを受けていただけますので、まずは医師にご相談ください。
安心して通院していただけるよう尽力いたしますので、お困りのことがございましたら、いつでもお声がけください。
One-step warmingの安全な導入に向けた条件設定と評価指標
患者様からお預かりしている胚は移植に合わせて融解し、移植まで回復培養を行います。
融解における従来の方法は複数の工程を行うmulti-step warmingを実施しておりましたが、近年では1つの工程で融解を実施するone-step warmingが注目されています。
その理由は、作業工程の簡略化に伴う作業の効率化、人的ミスの低減が期待できるからです。新しい技術を導入するためにはその安全性を示す必要があり、このone-step warmingにおいてもその安全性を示す多くの報告があります。しかし、その安全性は報告者の施設で示されたものであり、他施設での安全性を示すものではありません。
新しい技術の導入には、各施設で安全のための条件や評価指標を定めたうえで十分に検証し、評価することが重要であると、改めて認識しました。
なぜ「非匿名精子提供」を選んだのか
あるクリニックでは、日本で初めて、非匿名の精子ドナーのみを対象とした精子バンクを設立されました。
精子提供のドナーへのアンケートでは、半数以上の方が「匿名であれば精子提供を行わなかった」と回答されているそうです。
将来、子どもが成長し、自分の出自や父親について知りたいと思ったときに、必要な情報を提供できる環境が整っていることは、とても大切なことだと感じました。
精子提供は、ご夫婦だけでなく、ドナーや将来生まれてくる子どもにも関わることです。今回学んだことを通して、子どもの「出自を知る権利」を守るための環境を整えておくことの大切さを改めて感じました。
以上の演題以外にも、ARTの現場における技術や知識の進歩を学ぶことができる「ART維新」に相応しい演題がたくさんありました。
そこから学んだこと、これまで培ってきたことをこれからも日々研鑽し、皆様のご希望を叶えられるように今後も精進してまいります。

春木レディースクリニック
福迫・大内・数延・井上
CONTACT
お問い合わせ
受診前のご相談や手続きに関するお問い合わせはこちらから。
アクセス
〒542-0081
大阪府大阪市中央区南船場3-12-14
クオーツ心斎橋 6階
アクセス:大阪メトロ 心斎橋駅1番出口(北改札)直結