春から夏へとうつろいゆく季節となりました。
皆様はいかがお過ごしでしょうか。

さて、私は先日、不妊カウンセラー養成講座に参加し、
様々な事を学んで参りました。

学んだ内容の中から、今回は妊娠前の注意点として、
「BMI」についてお話しさせていただきます。

BMIとは、肥満度を表す指標として
国際的に用いられている体格指数で、
[体重(kg)]÷[身長(m)の2乗]で求められます。
（身長はcmではなくmで計算します）

BMI | e-ヘルスネット（厚生労働省） (mhlw.go.jp)

妊娠中の体重増加については、
指導があるイメージをお持ちの方も多いと思います。

しかし、妊娠前のＢＭＩも重要である事をご存じでしょうか。

妊娠前のBMIについては、以下のリスクがあります。

【妊娠前BMIが25以上の場合】

①     妊娠高血圧症候群

②     妊娠糖尿病

③     産前・産後の血栓・塞栓など

④     帝王切開分娩(術後には血栓・塞栓症がさらに増加)

⑤     死産

⑥     巨大児

⑦     神経管閉鎖障害（二分脊椎など）

【妊娠前BMIが18.5以下の場合】

①     切迫早産

②     早産

③     低出生体重児

妊娠中の体重増加よりも、妊娠成立時の体重が重要との事です。

不妊治療の前に適正体重に戻す事は、
とても大切なのだという事が分かります。

適正体重に戻す方法については、
お悩みの方もおられると思います。

当院では、栄養カウンセリングも行っており、
体重コントロールについてもお気軽にご相談いただけますので、
是非ご利用くださいませ。

（43歳以下の方は無料、44歳以上の方は1回3,300円）

皆様のご不安なお気持ちに寄り添い、
安心して治療に取り組んでいただけるよう、

日々精進して参ります。お気軽にお声がけくださいませ。

春木レディースクリニック

受付  屋麻戸 理香(不妊カウンセラー)