何かを検討し、結論を出さなければならない時に、体調が悪かったり気持ちが沈んでいたりすると、考えがマイナスの方向に動いてしまうことが案外多い…と思われることはありませんか。

まず基本的に体がしんどいと、考えることに集中できませんし、考えもまとまらない…そんな自分自身にイライラしてしまう…といった悪循環に陥ってしまうことがあります。
また、気持ちが沈んでいたりため息ばかりのコンディションだと、新しい発想や前向きな考えが湧き出てくる可能性もかなり低くなるでしょう。
このようなことを経験されている方も多いのではないかと思います。

体調が良い時や気持ちがウキウキしている時には全く気にならなかったことが、体や心がしんどい時には気になって仕方なくなったり、細かいことに不安を感じてしまったり、これもダメ！あれもダメ！と考えがまとまらなかったり…それでご自身が疲れてしまって、「私はダメな人間だ」とか「何もできない」とかのレッテルを貼ってしまうこともあるかもしれません。
これではますます落ち込んでしまう状況ですね。

さて、悩んだ末に大切なことを決める時には、ご自身の心身の様子を確認することがポイントです。考えている最中にぐるぐる思考が堂々巡りしてなかなか結論に至らなかったり、悪いイメージばかりが膨らんできたりした場合は、ご自身の体調をチェックしてみましょう。
「あ、昨日寝不足だった」とか、「仕事のストレスでイライラしてる」とか、「何となく頭が痛い」とか、そんな時にはできれば決定しないようにされてみられてはいかかでしょうか。
ある程度考えて、あれ？何かうまく考えられない…と思ったら、別の日に考えるようにしましょう。
心身ともに元気な時に考えると、ご自身でもびっくりするほど理路整然とした思考ができることもあります。ちょっとした気持ちのふらつきに惑わされて後から悔やむよりは、少し時間をおいてから改めて考えてみた方が賢明といえるのかもしれません。

ただ、期限が決まっている場合などは、今しんどいけれど決めないと！ということがあるかもしれません。期限が前もって分かっているのであれば、できるだけ余裕を持って考え始めることが大切です。余裕を持って向き合えば、その時に急いで決める必要はないという気持ちのゆとりから落ち着いて考えられるので、少し早めから考え始めていくことは有効です。ついぎりぎりになってしまいがちの方には特に重要ポイントです。
加えて、いつでもご自身にとって納得の結論が出せるように、できるだけ心身ともに健やかであるようゆったりとした毎日を少しずつでも心がけるということも、忘れてはいけないことのひとつかもしれませんね。


治療での不安はもちろん、それに伴って、ご自身のことやご夫婦のこと、ご家族のこと、
お仕事のことなど、何となくモヤモヤした気持ちをお持ちでしたら、
とりとめもなくお話に来てください。ご自身でお話されることで気持ちが整理され、
モヤモヤやイライラが少しずつ減っていきます。
あなたのしんどい思いに寄り添っていっしょに考えていくのが「こころのサロン」です。
どうぞお気軽にお越しください😊

---

毎週火曜日と金曜日　　14:30～、15:30～、16:30～
「こころのサロン」は1回50分です（無料）。