こんにちは。春木レディースクリニック検査室です。

日ごとに寒さが増しますが、お変わりございませんでしょうか？

今回は採血によって起こりうるアレルギーや過敏症についてお話します。

採血に使用する器具、薬剤によりアレルギー反応が起こる事があります。

針・手袋・駆血帯・消毒薬その他あらゆるものがアレルギー・過敏症の原因となりますが、頻度が高いのは消毒薬のアルコール、手袋や駆血帯に含まれるラテックス、止血時に使用するテープに対する過敏症です。

健常人でもアルコール消毒後に軽度の発赤が見られることがありますが、消毒薬に対するアレルギー・過敏症のある患者では、より広範囲に強く出現し、時には全身に発赤が生じることもあります。

採血室では、採血前に必ずアルコール消毒に対するアレルギーの有無を確認し、アレルギーがある患者様にはアルコール成分が入ってない別の消毒液を使用しています。

また、手袋・駆血帯はラテックスフリーのものを使用しておりますが、止血のために使用している包帯にラテックス成分が含まれているものもあるため、アレルギー症状のある方はお申し出ください。

採血後に使用している止血テープについても、通常のタイプと少し粘着力が弱いタイプの２種類ご用意しておりますので、かぶれた経験がある方は一度ご相談ください。

寒い日が続きますが、お身体に気をつけてお過ごしください。

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