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第31回日本臨床エンブリオロジスト学会に参加しました

学会参加報告

2026.1.19

寒さが一段と厳しく感じられる頃となりましたが、皆さまお元気でお過ごしでしょうか。

 

さて、新年早々に、第31回日本臨床エンブリオロジスト学会 学術大会へ参加してきました。

 

この学会名、「エンブリオロジスト」とは胚培養士のことを指します。

まさにこの学会は、胚培養士のための学会なのです。

そのような背景から、日々私たち胚培養士が疑問に思っていること、知りたいことが詰まった学会であり、非常に勉強になりました。

その中から、気になったディベートセッションをご紹介します。

 

近年注目されている短縮融解プロトコール(胚の融解時間が短縮される方法)について、賛成派、反対派からそれぞれのディベートが行われました。

 

(賛成派の意見)

融解の作業が1ステップのみになり、従来法13分から1分へと大幅に時間短縮が行われる。融解のステップを省略することにより懸念される融解後の生存率にも影響はなかった。

 

(反対派の意見)

融解のステップを省略することにより、急速な復水によって細胞膜に過大なストレスが加わり、膜崩壊や細胞破裂を引き起こすリスクがある。外観上の形態は回復しているように見えても実際には着床能に不利に作用する可能性がある。

 

上記の短縮融解プロトコールについては、私自身も業務の短縮簡便を重視してこの方法を選択すべきか、もしくは、安全性を考慮し現状のままの方法で続けていくべきか悩ましい点でした。二人の演者の意見を聞き、私自身は、融解時間を数分短縮できることより、多数の症例から出生した児の安全性も確認されている従来法を、現時点では支持する考えに至りました。。このように、胚培養士の業務一つ一つについても、各個人、各クリニック様々な方法、様々な考え方があります。偏った考えにならないように、時にはこのように他のクリニックと議論し、意見し、考えるという事が重要であると思いました。

 

今回、この学会は横浜で開催されました。

夜の横浜はキラキラしてとても綺麗でした。

みなさまも、今年一年、キラキラ輝く一年になりますよう、お祈り申し上げます。

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培養部 松村

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