春木レディースクリニック

心斎橋駅直結

電話対応時間

月・火・木・金 9:00~13:00/14:00~18:30
水・土 9:00~16:00 祝日は15時まで

費用についてよくある質問ブログ

初めての方へ

当院で行う不妊検査とは?まず知っておきたい基本の流れ

医師監修コンテンツ

2026.9.1

監修者

村上 直子

医長

資格・専門

・医学博士
・日本産科婦人科学会専門医
・日本産科婦人科学会指導医
・日本生殖医学会 生殖医療専門医
・日本がん・生殖医療学会認定 認定がん・生殖医療ナビゲーター
・日本がん治療認定医機構 がん治療認定医

略歴

・長崎大学医学部医学科卒業
・独立行政法人国立病院医機構関門医療センター 初期臨床研修
・長崎大学病院産婦人科および関連病院勤務
・医療法人ウェルビーなかむらレディースクリニック

前回のコラムで、春木レディースクリニックで行うおもな不妊症検査の概要についてご説明しました。今回は、さらに具体的な方法などについて医師がご説明いたします。

1. 初診時に行う検査

初診では、まず経腟超音波検査で子宮や卵巣の状態を確認します。1年以内に子宮頸がん検診を受けていない場合は、子宮頸がん検診も一緒に行います。保険診療で実施可能な血液検査を行います。検査結果は、約1週間で分かります。

2. 自費で行う検査について

保険診療と自費診療は同日に実施することが保険制度上できないため、初診日の翌日以降に、自費で行っている検査を早めに受けていただきます(抗精子抗体検査など)。検査結果は、約10日~2週間で分かります。

3. 月経周期がかかわる検査について

月経周期の何日目に初診するのかにもよりますが、月経周期に合わせて行う検査は、実施可能なものから適宜行うため、下垂体ホルモン検査(月経周期3~5日目に実施)と子宮卵管造影検査(月経周期7~10日目に実施)が前後する場合があります。

なお、初診日がちょうど月経周期3~5日目だった場合は、初診当日に保険診療で行う血液検査と同時に下垂体ホルモン検査も実施します。検査結果は、約1週間でわかります。

春木レディースクリニックでは、甲状腺機能検査、抗甲状腺抗体検査、クラミジア検査の結果を確認してから子宮卵管造影検査を実施しています。なお、子宮内膜ポリープや粘膜下筋腫、子宮の内腔を変形させるような子宮筋腫・子宮腺筋症の可能性があらかじめわかっている場合は、子宮鏡検査も同日に行います。

子宮卵管造影検査や子宮鏡検査を行う際には、下腹部の張りや生理痛のような痛みを感じる方もいます。一方で、強い痛みがない方もおられ、感じ方には個人差があります。妊娠歴のない方や、クラミジアの既往がある方、子宮内膜症がある方などは、痛みを感じやすい可能性があります。
春木レディースクリニックでは、なるべく痛くない子宮卵管造影検査を目指しています。事前に痛み止めの坐薬も使用していただいていますが、ご不安が強い場合はおっしゃってください。

4. 各検査からわかること

ホルモン検査からわかることは、次回のコラムでご説明します。今回は、ホルモン検査以外の検査の意義についてご説明します。

●末梢血検査:貧血の有無を確認します。貧血がある状態で妊娠した場合、出産時の出血が増えたり、産後うつが増えたりする可能性が指摘されています。妊娠前から貧血を改善しておくことが望ましいとされています。

●生化学的検査:腎臓が悪い状態で妊娠すると、妊娠高血圧症候群を起こしやすくなり、その結果、赤ちゃんの発育に悪影響が出たりする場合があります。また、肝臓の機能が悪い場合、普段不妊治療で使っている薬剤が使えない場合があります。そのため、事前に検査で肝臓や腎臓の状態を確認しています。

●血糖検査:とくに多嚢胞性卵巣症候群がある方では、耐糖能異常といって糖尿病予備軍の状態になっている場合があります。耐糖能異常があると排卵誘発剤の効果が出にくくなるため、血糖を安定させるための薬剤を排卵誘発剤と一緒に服用してもらう必要があります。 

●抗精子抗体検査:まれに、精子の動きを止めてしまう「抗精子抗体」というものを持っている女性がいます。精液検査で精子の運動率に問題がなかったとしても、この抗体をもつ女性のからだの中に入った精子は動けなくなってしまいます。そのため、人工授精や体外受精が必要になる場合があります。

●風疹抗体検査:風疹に対する抗体を女性が持っていない場合、妊娠中に風疹に罹ると胎盤を通して赤ちゃんに移してしまう危険性があります。風疹に罹った時期、程度にもよりますが、赤ちゃんの心臓や目の病気を起こす場合があります。そのため風疹抗体がない場合は、ご希望があればワクチンを打ったうえで不妊治療を開始しています。

●感染症検査:男女とも梅毒、B型肝炎、C型肝炎、HIVに罹っていないか確認します。

●子宮卵管造影検査:卵管は受精の場となり、受精卵を育てながら子宮まで運ぶ大事な役割を果たしています。卵管が詰まっていると自然妊娠しにくくなるため、卵管がきちんと通っているかを確認します。なお、放射線を使った検査のため、妊娠の可能性が低い時期に検査を行う必要があります。月経中は検査の実施ができないので、月経周期7~10日目に行っています。

●子宮鏡検査:子宮内膜ポリープや粘膜下筋腫、慢性子宮内膜炎などがあると、妊娠しにくくなったり、流産しやすくなったり可能性があります。そのため、超音波検査で子宮内膜ポリープや粘膜下筋腫を疑われた方、胚移植を複数回しても妊娠しなかった方などが対象となります。

●クラミジア検査:クラミジアは、卵管炎や腹膜炎をおこして不妊の原因となりえます。また、産道感染を起こして赤ちゃんの結膜炎などを引き起こします。クラミジア検査が陽性だった場合は、抗生剤を服用し、治療します。

●子宮頸がん検診:子宮頸がんは妊娠を考える若い女性にも多く、早期発見・早期治療が重要とされるがんです。定期検診が推奨されているため、最後の検診から間があいている場合は、実施しています。

電話でのお問い合わせ

月・火・木・金曜日

9:00~13:00 / 14:00~18:30

水・土曜日

9:00~16:00 祝日は15時まで

アクセス

〒542-0081
大阪府大阪市中央区南船場3-12-14
クオーツ心斎橋 6階
アクセス:大阪メトロ 心斎橋駅1番出口(北改札)直結