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不妊の原因は女性だけにあるのでしょうか?

医師監修コンテンツ

2026.9.1

監修者

村上 直子

医長

資格・専門

・医学博士
・日本産科婦人科学会専門医
・日本産科婦人科学会指導医
・日本生殖医学会 生殖医療専門医
・日本がん・生殖医療学会認定 認定がん・生殖医療ナビゲーター
・日本がん治療認定医機構 がん治療認定医

略歴

・長崎大学医学部医学科卒業
・独立行政法人国立病院医機構関門医療センター 初期臨床研修
・長崎大学病院産婦人科および関連病院勤務
・医療法人ウェルビーなかむらレディースクリニック

今回のコラムでは、不妊症の原因に占める男女の割合や、精液検査の大切さについて、医師がご説明します。

男女別の不妊原因の頻度は、女性のみ41%、男女ともに原因あり24%、男性のみ24%、原因不明11%とされています。つまり、不妊カップルの48%には男性側にも原因があるということです。なお、無精子症という精液中に精子が全くみられない状態の男性は、約100人にひとり、男性不妊症の方では約10人にひとりの割合でみられるとされています。

男性にも不妊原因がある割合や、無精子症である割合が、みなさんの想像より多いことに驚かれたのではないでしょうか。きちんと射精できているとしても、精液の中に精子がちゃんといるのか、元気のいい精子はたくさんいるのか、これらはきちんと精液検査を受けてみないとわかりません。

ちなみに、男性も35歳を超えると精子の運動率が低下し、精子の質が低下することがわかっています。二人目希望で治療される場合でも、「こどもができたことがあるから大丈夫」とは思わず、精液検査を受けることをお勧めします。

かつて、「不妊は女性側に原因がある」と世間でみなされており、その影響で男性が検査をなかなか受けてくれないこともありました。最近は一般の方でも正確な情報に触れる機会も多くなったためか、積極的に精液検査を受け、治療にも協力的な男性が増えた印象があります。不妊治療は夫婦で行うものであるため、女性側に原因がある場合も、男性側に原因がある場合も、お互いにパートナーと協力し、信頼関係を築いていくことが治療を乗り越えていくうえで重要だと思います。

「もしも精液検査の結果が悪かったらどうしよう」と不安を感じたり、検査を受けることに抵抗を感じたりする男性もいらっしゃると思います。男性不妊症があった場合でも、不妊治療の技術も進歩しているため、体外受精や顕微授精などで無事にお子さんを得られる方はたくさんいらっしゃいますので、ご安心ください。
また、春木レディースクリニックには男性泌尿器科医師も在籍していますので、「男同士」相談もしやすいかと思います。

検査・治療に関するお悩みなどあれば、男性外来をぜひ受診してみてください。

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