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精子の質を良くするには…

不妊カウンセラー・体外受精コーディネーターより

2026.1.12

冬の冷え込みが続く毎日ですが皆様いかがお過ごしでしょうか。
寒い季節は体が冷えやすく疲れもたまりやすい時期ですね。

 

妊活に取り組まれている方の中には「精子の質って実際どんなことが関係しているの?」と疑問に思われたことがある方も多いのではないでしょうか。

今回は精子の元気さに関わる「酸化ストレス」についてお話します。

 

私たちの体は酸素を使ってエネルギーを作っています。
その過程で自然に生まれるのが「活性酸素」です。

活性酸素は細菌やウイルスから体を守る大切な役割もあります。
ただし増えすぎてしまうと体の細胞を傷つけてしまいます。

よく「体がサビる」と表現されますが、これが「酸化ストレス」です。
体には抗酸化力(サビつきを防ぐ力)がありますが年齢を重ねたり生活習慣が乱れたりするとその力は弱くなってしまいます。

 

酸化ストレスが強くなると精子の動きが鈍くなる、精子の中の大切な情報(DNA)が傷つくといった影響がでることがわかっています。
その結果妊娠しにくくなる、受精後の成長が上手くいかなくなる可能性があることが分かってきています。

 

ではどのようにすれば精子の酸化ストレスを減らし、質を高めることができるのでしょうか?

 

1,食事の見直し:抗酸化物質は普段の食事から取り入れることができます。

  • ビタミンC・E:野菜、果物、ナッツ類

  • コエンザイムQ10:肉類、魚介類

  • 亜鉛:牡蠣、赤身肉、卵

  • ポリフェノール:大豆、ごま、玉ねぎ、豆乳、緑茶など

「バランスよく食べる」ことを意識するだけでも体は変わってきます。
食事だけで難しい場合はサプリメントで補うことも可能です。

使用を検討される場合は医師や管理栄養士にご相談ください。

 

2, 生活習慣の改善

  • 禁煙:喫煙は活性酸素の生成を促進するため禁煙を心がけましょう

  • 禁酒、節酒:飲酒も過度にならないよう注意が必要です

  • 十分な睡眠:睡眠不足は体内の酸化ストレスを増加させます

    快適な睡眠環境を整え、質の高い睡眠を意識しましょう

  • 過度な運動:激しすぎる運動はかえって酸化ストレスを増やすことがあります

       無理のない範囲で継続することが大切です

・ストレス管理:ストレスをため込まずに自分に合った方法で上手に解消しましょう

 

精子は毎日少しずつつくられ日々の生活習慣によって大きく左右されます。
つまり今日の生活が数か月後の精子の状態につながります。

完璧を目指す必要はありません。
「できることを続ける」ことが一番大切です。

 

精子の状態について気になることや不安なことがありましたら
診察の際にいつでもご相談ください。

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矢倉(不妊カウンセラー)

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