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培養室へようこそ
2025.9.10
残暑厳しく、まだ暑い日が続いています。皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。
さて、今回は2023年のARTデータブックが更新されましたので、共有させていただきますね。
ARTデータブックとは、日本産科婦人科学会が毎年、全国の施設から報告された生殖補助医療の成績をまとめ・解析し、その結果を報告しているものになります。当院でも、症例ごとの採卵、胚移植の治療結果を登録し、日本産科婦人科学会へ報告しています。
日本では少子化が大きな社会問題となっており、出生数は年々減少しています。2023年に生まれた赤ちゃんは約72万7千人と過去最少(当時)を更新しました。
その一方で、生殖補助医療(ART)によって誕生した赤ちゃんは85,048人と報告されており、約8.5人に1人がARTで生まれていることになります。
2022年4月から不妊治療の一部が保険適用となりましたが、2023年は1年を通した統計となり、治療を受けやすくなった影響がよりはっきりと示されています。
私が胚培養士として働き始めた2001年には「約90人に1人」だったことを思うと、この20年あまりで大きな変化があったことを実感します。
少子化で子どもの数自体は減っている一方、生殖補助医療(ART)による誕生が占める割合は確実に増えており、今や社会にとって欠かせない治療となっています。
生殖補助医療に携わる私たちの使命は、お子様を望むカップル皆さまに赤ちゃんを抱いていただけるように、最適の治療を提供し、最高の技術で、安心・安全な医療をお届けすることだと思っております。今後も全スタッフが最善を尽くしてまいります。
2023年ARTデータブックはこちら(PDF注意)
https://www.jsog.or.jp/activity/art/2023_JSOG-ART.pdf
※国内で行われた体外受精には日本産婦人科学会への報告義務があります。当院で治療し、卒業された方は必ず妊娠出産報告書のご提出をお願いします。
培養部 松村
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