立秋とは名ばかりの暑さが続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。

日に日に暑さが増しており、大阪では８月の時点で昨年の熱中症警戒アラートの日数を上回っているようです。熱中症への対策はしっかりと行っていただければと存じます。

さて、皆様の大切な胚を培養するために導入しているEmbryoScopePlusが昨年の1月に追加導入されてから1年半が経ちました。

現在では多くの患者様にご利用いただいており、日々、担当の培養士がEmbryoScopePlusの空き状況に気を配りながら業務に勤しんでおりましたが、この度、7月にEmbryoScopePlusをもう１台導入することとなりました。よって、合計3台となった今、幾分余裕をもって培養を行えるようになりました。

EmbryoScopePlusは胚を培養しながら定期的に画像撮影し、それらを連続再生することで動画を見ているかのような感覚で胚を観察することができる培養器（タイムラプスインキュベーター）です。

※実際の映像を当院のホームページにある「EmbryoScopePlusのご紹介」とInstagramで紹介しているので気になる方は覗いてみてください。

さらにEmbryoScopePlusではAIが独自に胚の状態を評価しており、最近、ソフトウェアがバージョンアップしたことで、AIの評価がより正確なものになりました。

凍結保存および移植する胚は、我々培養士による形態的な評価と共にこのAIの評価も参考にして決定しています。

これからもさらに多くの患者様にEmbryoScopePlusをご利用いただきたく存じます。

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培養部　福迫