クリニックBlog

2019年10月10日 更新

こんにちは
春木レディースクリニック管理栄養士の花田です。

今日10月10日は「缶詰の日」です。
日本缶詰協会によって1987年に制定されました。

1869年(明治2年)、「蝦夷地」は「北海道」と改められ、北方開拓のため、北海道開拓使が設置されました。
開拓使は、北海道石狩町に、我が国初の缶詰工場「石狩缶詰所」を設置し、石狩川で獲れたサケを原料に缶詰の製造を開始しましたが、それが1877(明治10)年のこの日です。

製造された缶詰は、東京や横浜はもとより、遠くアメリカやフランスの万国博覧会に出品するなどして、好評を博しました。
しかし、当時は国内での需要は少なく、主に欧米へ輸出されていたとのことです。 

現在はサケ缶だけでなく、多くの種類の缶詰が製造され、国内に流通しています。
私はサバ缶トマト缶をよく使いますが、皆様はいかがですか

缶詰は加工食品なので身体に悪いと思われている方も多いようですが、実は全く逆です。
缶詰は、調理済みの食品を金属缶に入れて密封し、真空に近い状態でさらに高温加熱殺菌してあるので、菌料や保存料を使用する必要がありません
また、空気をできるだけ除いて密封しているので、酸化しにくく、ビタミンやその他の栄養成分の損失も抑えられます

コストについても、生産地で旬の時期に大量に買い付けて加工し、しかも、常温で流通されるので、生鮮品に比べてはるかに低くなります。
もちろん、長期間保存できるのでロスが少ないのも利点です。
家庭での保存も常温でOKおよそ3年間は美味しく食べられる便利な食品です。
賞味期限の日付が経過した場合も、味は劣っても食べられなくなってしまうことはありません。

私は今、家にサバ缶が50缶ぐらいあります
味噌煮缶はそのまま食べることが多いですが、水煮缶は、大根おろしとポン酢をかけたり、カレーに入れたりして、色々とアレンジしています。
DHAEPAも豊富に含まれているし、骨ごと食べられるのでカルシウムも多く摂ることができます。
皆様もぜひ缶詰をうまくご利用くださいね

2019年9月26日 更新

こんにちは
春木レディースクリニック管理栄養士の花田です。
度重なる台風のため落ち着かない日々でしたが、このところは秋晴れが続いていますね。

さて、先日の栄養カウンセリングでは、ピーナッツの気になる話題が出ました。
患者様のお話によると、「ピーナッツの芯の部分は身体に良くないと聞いたので取って食べている」とのことでした。
芯の部分とは胚芽のこと。
新しい生命の源になる芽の部分なので栄養価は高いはずなのですが、なぜ身体に悪いと言われているのでしょう?
早速調べてみました。

いろいろな説があるようですが…

まず、胚芽の部分には脂質が多いのでニキビができやすいという説。
→胚芽だけの脂質量は測定されていないので不明ですが、ピーナッツ自体に脂質が多いので、胚芽の部分だけ取り除いでもニキビができにくくなるとは言い難いです。

次に、ピーナッツの胚芽の部分にカビが生えることがあるという説。
→このカビが産生する毒をアフラトキシンといい、発がん性が高いことが分かっています。
ただし、2004~2006年度に実施された厚生労働省による市販流通食品の実態調査では、ピーナッツからアフラトキシンが検出されたのは150件中1件です。
これを多いと考えるか少ないと考えるかは難しいところですが、日本では、現在、総アフラトキシンが10 μg/kg以上の食品は流通できないように規制されています。

さらに、ピーナッツの胚芽には苦味があるので身体に悪いという説。
→ピーナッツには、アルギニンという苦味を呈するアミノ酸が比較的多く、特に胚芽に多く含まれています。アルギニンは人の体内でも合成される重要なアミノ酸なので、身体には悪くありません。

そして、胚芽の部分は硬いので歯に挟まったりのどにつかえたりして危険だという説。
→子どもやお年寄りは避けた方がいいかもしれませんが、これは好みの問題ですね。

このように、1つ1つ検証していくと、「身体に良くない」とは言えませんね。
むしろ、栄養価の高い部分なので食べた方がよいのではないでしょうか?
ピーナッツの胚芽には、アミノ酸だけでなく抗酸化作用があるといわれるポリフェノールも多く含まれているそうです。

皆様は、ピーナッツの芯(胚芽)はどうされていますか?
私は気にせずそのまま食べる派ですが、スタッフの中には取り除いて食べるという人もちらほら。
皆様も周りの人にお聞きになってみてくださいね

2019年9月12日 更新

こんにちは
春木レディースクリニック管理栄養士の花田です。

今日9月12日は「マラソンの日」です。

紀元前450年の今日、ギリシア・アテナイ軍は、マラトンに上陸したペルシア軍を撃退し、勝利しました。
そのことをアテナイの元老に伝えるため、フェイディピデスという兵士が伝令となってマラトンからアテナイまで走り、アテナイの城門まで走りついて「我勝てり」と告げたあと、絶命したといわれています。
このことから1896年にアテネ(アテナイ)で第1回オリンピックが開かれるにあたり、マラトンからアテネ競技場までの競走が加えられ、それがマラソンの始まりとなりました。

私は運動が苦手なのでマラソンに挑戦しようと思ったことがありませんが、スタッフの中には大阪女子マラソンに出場した強者もいます。

マラソンは持久力が命ですが、それにはやはり食事が重要です。
マラソンのような長時間の有酸素運動では、酸素やエネルギーが大量に消費されます。
そのエネルギー源となるのは主に糖質ですが、長時間の運動となると蓄えていたブドウ糖やグリコーゲンも使い果たされてしまいます。

そこで、カーボローディングという方法をとっている選手もいるそうです。
カーボローディングとは、一時的に糖質の摂取量を制限し、エネルギー確保のための体内の仕組みを働かせ、その後高糖質食をとることで肝臓や筋肉のグリコーゲンの貯蔵量を高める食事法です。

この方法には賛否両論あるようですが、代謝の仕組みをよく考えた方法だと思います。
人の身体は飢餓に備えてエネルギーを蓄えるように働くので、確かにグリコーゲンの貯蔵量は増えると思います。
でも、その貯蔵量には限界があるので、貯蔵の場である筋肉を充分に増やしておかないとグリコーゲンでなく中性脂肪として蓄積される可能性もあります。
また、糖質がエネルギーとして利用されるにはビタミンB1が必要なので、糖質だけとっていればよいというものでもありません。
さらに、糖質を使い果たしてしまった後にエネルギーとして筋肉で利用されやすいアミノ酸BCAA(バリン、ロイシン、イソロイシン)を摂ることも効果的です。

人の身体はうまくできていますね。
食事も運動もご自身に適したものを見つけていきましょう。

2019年8月8日 更新

こんにちは
管理栄養士の花田です。

今日8月8日は「パパイヤの日」です。

アメリカ・ハワイ州のパパイヤ管理委員会日本事務所,によって1978年に制定されました。
ハワイでは、「パパイヤ」を「パパヤ」と発音するそうで、「パ(8)パ(8)ヤ」の語呂合わせになっています。

パパイヤはメキシコ南部から西インド諸島を原産とし、16世紀初めにヨーロッパ人に発見されました。
多くの熱帯の国々で栽培されており、日本では沖縄県が一大産地、他には宮崎県や鹿児島県でも生産されています。

沖縄やフィリピン、タイなどでは、完熟した果実を果物として食べるよりも、未熟果の青パパイヤを野菜として利用することがほとんどです。
青パパイヤの皮をむき、千切りにして水にさらしてアクをぬき、他の野菜や肉、魚貝類などとともに炒め物やサラダにします。

青パパイヤに含まれる成分で、注目すべきはイソチオシアネートです。
イソチオシアネートは肝臓の解毒酵素の働きを良くして、有害物質を無毒化するのに役立ちます。

また、青パパイヤには、タンパク質分解酵素であるパパインが含まれます。
パパインは、食肉軟化剤や消化促進剤などの食品添加物としても用いられています。

この他、青パパイヤの栄養価は高く、特に抗酸化物質であるポリフェノールを赤ワインの約7.5倍も含んでいると言われます
ビタミンCも豊富で、100gあたり45㎎も含んでいます。
ビタミンCも抗酸化作用のあるビタミンなので、ポリフェノールとダブルで、老化防止や美容効果の高い食べ物といえますね

ここ数年、青パパイヤは注目されていて、一般的なスーパーマーケットでも購入できるようです。
早速、青パパイヤを探しに行ってみましょう

2019年7月11日 更新

こんにちは
管理栄養士の花田です。

先日、イスラエル料理を食べに行きました

こちらはイスラエルのビールです。
アルコール度数5%で、お酒の弱い私でも全部飲めるぐらい軽かったです。
麦芽の味もしっかりしていました。

 

いろいろ食べてみたいので、パーティプレートをオーダーしました。

イスラエルBBQ、ハーブチキン、ごぼうのサラダのほか、
ひよこ豆とゴマをペースト状にしたホムスを、レヘムというハーブのパンにディップして食べるお料理もありました。

こちらは、ファラフェルといって、ひよこ豆をすりつぶし、パセリやスパイスと混ぜて団子にしたものを揚げたコロッケのようなお料理です。
タヒナというごまのペーストでつくったソースをつけていただきます。

 

イスラエルをはじめ、中東では「豆」といえば「ひよこ豆」がよく使われます。
くちばしのような突起があり、ヒヨコの姿にも見えることから、ひよこ豆と呼ばれています。
スペイン語では、ガルバンゾーとも呼ばれ、インド料理やトルコ料理でも多くの料理に登場します。

ひよこ豆は、他の豆と比較してタンパク質が多く、ビタミンでは葉酸、ミネラルでは亜鉛を多く含むのが特徴です。
女性の味方とも言えるお豆ですね

私はいつも水煮缶のひよこ豆を使ってカレーを作ります。
今回食べたファラフェルはとてもおいしかったので、今週末に家でも挑戦してみたいと思います

2019年6月27日 更新

こんにちは

管理栄養士の花田です。

早いもので、もうすぐ6月も終わりですね。
「6月」から連想されるものと言えば、
誕生石・真珠パールタピオカパール
ということで、今日は、今流行りの「タピオカ」についてのお話です。
(食い意地が張っていてすみません)

タピオカの原料は、南米や東南アジアで栽培されるキャッサバという芋(塊根)です。
リナマリンという有毒な青酸配糖体が含まれ、その含量により甘味種と苦味種に分けられます。
甘味種は青酸配糖体の含量が低く、蒸したり、ゆでたり、揚げたりする調理法で食べられています。
苦味種は青酸配糖体の含量が多いので、通常はそのまま食べず、毒抜きをした後、デンプン(タピオカ粉)に加工されます。
このタピオカ粉を水で溶いて加熱し、粒状に加工したものが「タピオカパール」と呼ばれるものです。
タピオカドリンクなどに入っているタピオカは黒い色をしていますが、これはカラメルなどで色付けされたものです。
本来のタピオカは白色で、ゆでることによってデンプン特有の透明感が出ます。

タピオカのもっちり感が人気で、心斎橋界隈にもタピオカドリンクのお店がたくさんできています

タピオカパールは市販もされているので、好きな方はご自分でタピオカドリンクを作って楽しまれるのもいいと思います。
ただし、あくまでもデンプンなので、低カロリーとは言えません
食べ過ぎには注意しましょう

2019年6月6日 更新

こんにちは
管理栄養士の花田です。

今日6月6日は「梅の日」です。

時は、室町時代の天文14年4月17日(新暦1545年6月6日)。
日照り続きで作物が育たず、田植えもできない状況でしたが、京都・賀茂神社の例祭・葵祭で後奈良天皇が神事をされた際に梅を奉納して祈ったところ、たちまち雷鳴とともに大雨が降りはじめ、五穀豊穣をもたらしたとのことです。

この故事にちなんで、和歌山県田辺市の紀州田辺うめ振興協議会(紀州梅の会)が、6月6日を「梅の日」と制定しました。

梅は健康効果の高い食品として知られていますが、未熟な実にはアミグダリンという青酸配糖体が含まれています。
少量ならばアミグダリンを食べても問題はありませんが、多量に摂取すると悪心や嘔吐、頭痛、目まい、肝障害、発熱、意識混濁などが起こることがあり、最悪の場合は死に至ることもあります
果肉中のアミグダリンは、果実の成熟にともない、酵素によって分解されるため、熟した果肉の場合は心配はいりません。
また、梅干しや梅酒などに加工することでアミグダリンの分解が促進されるため、アミグダリンの影響は非常に少なくなります。
でも、種の中の仁のアミグダリンは高濃度なので、食べすぎないように注意してくださいね。

「梅はその日の難逃れ」という諺があります。
昔、旅人がその土地特有の風土病にかからないように、梅干しを薬として身に付けたことに由来し、朝に梅干しを食べておきさえすれば、その日は災いをまぬがれて気持よく過ごせるという意味です。
梅にはクエン酸が含まれ、疲労回復効果殺菌作用があるので、昔から病気の予防に使われてきたため、このような諺ができたのでしょうね。

これから食中毒の多い季節になりますが、昔の人の知恵を拝借して、元気に乗り切りましょう

2019年5月16日 更新

こんにちは
管理栄養士の花田です。

前回の「カラダと食べ物」では、食肉の別名として「さくら=馬肉」をご紹介しましたが、早速食べに行ってきました

以前、九州料理のお店で馬刺しを食べたことはあったのですが、今回は馬肉専門のお店です。

突き出しの和え物です。
酢味噌の中に馬肉が入っていました。

そして、馬刺し。

以前食べた時は赤身肉だけだったのですが、今回はいろいろな部位の刺身でした。
白いのはタテガミです。
脂とゼラチン質がいいバランスで、口の中に入れた途端にスーッと溶けてしまう感じでした。

こちらは焼き肉盛り合わせ。

牛肉とは違って、あっさりした味わいです。
部位ごとに味や歯応えがさまざまで、充分楽しめました

「ビンタ」とか「チョウチン」とか、部位の名前もおもしろいですね
こちらが部位の名前の一覧表です。

馬肉は高タンパクで低カロリー、そしてミネラルやグリコーゲンなども多く含まれています。

カルシウムは牛豚の3~4倍、鉄分は牛豚鶏の約3~4倍です。

この他も、リノール酸、α-リノレン酸、オレイン酸などの不飽和脂肪酸が牛肉や豚肉に比べてバランスよく豊富に含まれています。

おいしいだけでなく健康にもよいとはうれしいですね

おいしいものを食べると身体が喜びます。
これで、五月病にならずに頑張れそうです

2019年4月25日 更新

こんにちは
管理栄養士の花田です。

もうすぐゴールデンウイークですね
今年は10連休ということで、いろいろなイベントが各地で行われるようです。

連休中の行事と言えば、5月5日の端午の節句
柏餅やちまきなどが供物として用いられます。

柏餅は、上新粉で作った餅に餡をはさんで柏の葉などで包んだ和菓子です。
柏の葉はしなやかで、食物を包んだり、盛ったりするのに都合がよく、古くから食器や菓子器として使われてきました。

柏餅が端午の節句に供えられるようになったのは江戸時代中頃と言われています。
柏の葉は新芽が育つまで古い葉が落ちないことから、「家系が途切れない(子孫繁栄)」という縁起をかついだものと考えられます。
昔の人は、自然の風物に自身の人生を重ねて吉凶のしるしとしたのですね

「かしわ」と言えば、名古屋市以西では鶏肉のことを指しますが、これは地鶏の羽色が柏の葉の紅葉の色に似ていることになぞらえてこう呼ばれるそうです。
この他、「ぼたん」「さくら」「もみじ」も食肉の別名ですが、ご存知でしょうか?

「ぼたん」= 猪肉 : 鮮やかな肉の赤色が牡丹の花の色に似ている
「さくら」= 馬肉 : ピンクの肉の色が桜の花の色に似ている
「もみじ」= 鹿肉 : 真っ赤な肉の色がモミジの紅葉の色に似ている

肉食が禁じられていた時代に、このような隠語を用いて密かに取り引きされ、食べられていたそうです。
風情のある呼び名のようでいて、その裏に欲望が見え隠れするのがおもしろいですね
今も昔も変わらず、食欲には勝てない人間の性を感じます

2019年4月11日 更新

こんにちは
管理栄養士の花田です。

先日、神戸にある某コーヒーメーカーの博物館に行ってきました。
玄関では、コーヒー豆を形どった大きなモニュメントがお出迎えしてくれました

 

こちらはコーヒーの苗木です。
こんなに小さな苗木が大きく育ち、香り高い飲み物になって私たちを楽しませてくれるのですね

 

コーヒーの発祥の地はエチオピアですが、エチオピアの伝統的なコーヒーセレモニーで用いられる食器も展示されていました。

 

これは、収穫されたコーヒーが生豆になり、焙煎されるまでの重量変化です。


1本の木からコーヒーの実(コーヒーチェリー)は約3kg穫れるそうです。
それが生豆になると約500g、そして焙煎すると水分が抜けて約400gに減ります。
この400gは、コーヒー約40杯分にあたります。
よって、1日1杯コーヒーを飲むなら、1年に約10本分のコーヒー豆を消費しているということになりますね。
1杯のコーヒーでも大切に飲まないといけないなと感じました

 

こちらは、歴代の焙煎や抽出の機械です。


今は、おしゃれなコーヒーマシンがたくさん登場していますが、そこに至るまでには長い道のりがあり、先人たちが美味しいコーヒーを飲むために試行錯誤を重ねてきたことを知りました。

 

私はコーヒーが大好きで、1日に2~3杯は飲みます。
カフェイン耐性が強いタイプなのか、寝る前に飲んでも大丈夫です。

栄養カウンセリングでもカフェインについての質問は多いです。
1日1~2杯のコーヒーであれば、不妊治療には影響がなく、妊娠中であっても問題ないとはされています。
とは言え、気になる方は、少しお値段は張りますが、カフェインレスノンカフェインのコーヒーを利用されるといいですね

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