クリニックBlog

2015年1月24日 更新

こんにちはsun
管理栄養士の花田です。

皆さんは1日に何回、歯磨きをされますか
テレビCMなどで「歯周病」や「プラークコントロール」などの言葉をよく耳にするようになりましたが、私もここ数年は口腔ケアに力を入れています。

さて、この歯周病ですが、妊婦さんが歯周病にかかっていると早産や低出生体重児出産のリスクがなんと7.5倍も高くなるそうですcoldsweats02
アメリカの研究では、歯周病でない妊婦の早産率が6%なのに対して、歯周病の妊婦の早産率は43%で約7倍となっています。
アルコールによる早産リスクは3倍ですから、それに比べてかなり高いことが分かります。
また、日本の研究でも、妊娠中に歯周病が改善されなかった妊婦から生まれた児は、出生体重が平均約200g少なかったという結果が出ていますbearing

歯周病菌が血液に乗って子宮や胎盤に運ばれ、炎症を起こす際にできる物質により陣痛が誘発されて早産になったり、羊水の中の歯周病菌が胎児の発育を妨げたりするそうです。

また、歯周病の人は糖尿病になりやすいとも言われます。
これも歯周病菌が炎症を起こす際にできる物質がインスリンの働きを妨げるのが原因だそうです。
逆に、糖尿病の人は免疫力が低下するので、歯周病になりやすいことも分かっています。
インスリン抵抗性が高いと排卵障害にもつながります。
インスリンの働きを高め、血糖値を安定させるためにも、口腔ケアの強化が必要ですねflair

妊娠中は、女性ホルモンが増え、それを好む一部の歯周病菌が増殖しやすくなります。
また、つわりによる体調の変化で唾液の酸性度が上昇することなどが原因で、歯肉炎や歯周病になりやすく、悪化しやすいと言われます。
今のうちからしっかり歯磨きをして、歯科の定期検診も受けて、歯周病予防をしておきましょうhappy01

≪栄養カウンセリング≫ 
日時:木曜・土曜 9:30~、10:30~、11:30~、12:30~
料金:1回 1500円(50分)
初回の方は、ファーストインタビューを無料で行いますので、お気軽にご予約ください。

2015年1月10日 更新

こんにちはsun
管理栄養士の花田です。

お正月気分もすっかり抜け、今日の大阪は十日戎で賑わっています。

このお正月fujiには、お節料理を召し上がりましたか?
お節料理の定番と言えば「黒豆」。
「一年間まめに暮らせるように」という願いが込められていますが、
この黒豆には体に必要な栄養素もたっぷり含まれていますdelicious

黒豆とは黒大豆のことで、大豆と同じく、良質のたんぱく質、
食物繊維、イソフラボン、サポニン、レシチンなどが豊富ですが、
それ加えて、黒豆には皮の部分にアントシアニンという紫色の色素が含まれていますupwardright

アントシアニンは、ポリフェノールの一種で、眼の健康に役立つことで有名です。
黒豆のほか、ナスやブルーベリー、紫キャベツ、赤ワインwineなどにも含まれています。
これらの植物は、アントシアニンの強力な抗酸化作用によって、日光(紫外線)の害から守られていますが、それを食べる人間にも大きな恩恵がありますnote
このような植物のもつ、人体に有効な化学成分を「フィト(ファイト)ケミカル」と言います。
これについては後日お話しますね。

また、アントシアニンには、脂肪合成抑制効果、血圧の上昇や活性酸素を抑制し、肝機能を改善、糖尿病予防作用、毛細血管を保護するなどの働きもあります。
近年では、アレルギー性鼻炎や花粉症にも効果があるとのことで研究が進んでいます。

アントシアニンは中性では紫色ですが、酸性では赤色に、アルカリ性では青色に近づきます。
理科で習った「リトマス試験紙」と同じですねhappy01
紫キャベツにフレンチドレッシングをかけると鮮やかな赤紫色になりきれいです。
ナスの漬物にミョウバン、黒豆を煮るときに古い鉄くぎを入れるのは金属の作用によって、アントシアニンの変色を防ぎ、色を紫色に保つためです。
料理は科学、台所は小さな実験室ですねflair

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2014年12月20日 更新

こんにちはsun
管理栄養士の花田です。

今年は例年にない寒さで、体調管理も大変ですsweat01
冷たい風に負けないように体を温める食べ物を味方につけましょう。

漢方では、食材が体に入ったときの寒熱性によって、食べ物を「寒・涼・温・熱」の4つに分類します。
これを「四気(四性)」といい、どれにも属さない「平」を入れて「五性」とする場合もあります。
一般に、青・白・緑色で南方産、夏が旬の食べ物や精製された食べ物は身体を冷やし、
逆に、赤・黒・橙で北方産、冬が旬の食べ物や未精製の食べ物は身体を温めるとされます。

たとえば、パイナップル、トマト、白砂糖などは体を冷やし、玄米、小松菜、さくらんぼcherryなどは冷えを防ぎます。
ただし、「冷やす・温める」の考え方は様々で、マクロビオティックやアーユルヴェーダでは分類が違っていることもあります。

「四気」は調理法や食材の組合せによっても変化します。
大根は生では「寒」に属するので、大根おろしの食べ過ぎはよくありませんが、煮て食べると「平」になり、さらに「温」の生姜とともに調理すると身体を温める料理になります。
また、「食べる」という行為そのものが体熱を産生してくれるので、「冷やす・温める」にこだわり過ぎて、好きな食べ物を我慢することは避けたいですねnote

この「四気」の分類は単なる経験知ではなく、科学的根拠も認められています。
前述の生姜ですが、生姜に含まれるジンゲロールには血管を拡張させる作用があり、血流がよくなって代謝が上がることで体が温まることが分かっていますclover

医食同源、食べ物のパワーをうまく利用してくださいねhappy01

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2014年12月6日 更新

こんにちはsun
管理栄養士の花田です。

今回は、栄養カウンセリングでもよく話題に上るイソフラボンについてのお話ですrestaurant

イソフラボンは、ポリフェノールの仲間で、体内で女性ホルモンに似た働きをすることから、植物性エストロゲンとも呼ばれます。
また、逆に、乳がんなどのホルモン依存性のがんでは、過剰なエストロゲンの働きを弱めるように作用してくれます。
その効力は、エストロゲンの1/1000~1/10000で、非常に穏やかな働きですconfident

イソフラボンを意識して大豆製品を積極的に摂っていらっしゃる方も多いと思いますが、残念なことに、あまりよくない研究結果も報告されていますdownwardright
・閉経前女性に日常の食事に加えて1日57.3mgのイソフラボンを含む豆乳を2月経周期摂取させた結果、血中エストロゲン濃度の低下と月経周期の延長傾向が併せてみられた。
・閉経前の女性に、日常の食事に加えて豆乳を1日400mL(イソフラボン75.7mg)摂取させたところ、エストラジオールの血中濃度が約33.3%低下、月経周期が11.7%延長した。
・閉経後女性に1日150mgのイソフラボンの錠剤を5年間摂取させた結果、子宮内膜症の発症が有意に高かった。

これらを考慮し、わが国の食品安全委員会では、イソフラボンの摂取量の上限値を75mgと考えています。一般的な食品では、だいたい次のような量が目安です。
               納豆2パック、豆腐1丁(300g)、豆乳400 mL

大豆は日本では古くから親しまれてきた食品であり、イソフラボンだけでなく良質のたんぱく質サポニンレシチンなど、健康に役立つ成分も多く含んでいます。
サプリメントやトクホ食品などでイソフラボンのみを一度にたくさん摂取することは避けた方がいいですが、大豆そのものを敬遠することのないようにしたいですねhappy01

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2014年11月22日 更新

こんにちはsun
管理栄養士の花田です。

今回は脂質についてのお話の最終回、テーマは「中性脂肪」です。

中性脂肪とは、食品中の脂質の大部分を占め、一般に「脂肪」と呼ばれるものです。
例えば、肉の脂身、バター、揚げ物、大トロなどがイメージできると思いますfastfood

食品に含まれる中性脂肪は、十二指腸でリパーゼという消化酵素によって脂肪酸とグリセリンに分解されます。
脂肪酸については、飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸があることは以前お話しましたねflair
いったんこのように分解され、吸収された後は、エネルギーとして使われたり、中性脂肪に再合成されたりします。

エネルギーとして使われず、過剰になった中性脂肪は、身体各部に蓄積されます。
肝臓にたまると「脂肪肝」、皮下組織にたまると「皮下脂肪」、腹膜にたまると「内臓脂肪」、血液にたまると「中性脂肪」となりますwobbly
血液検査の「中性脂肪(トリグリセリド)」とは、これのことです。

血中の中性脂肪が多いと、善玉であるHDLコレステロールが減少し、血液の粘度が高まり、動脈硬化が進み、心筋梗塞や脳梗塞などの原因となりますsweat01
また、アルコールが原因で中性脂肪が高い人は膵炎のリスクもアップしますdanger

中性脂肪を減らすには、単に脂っこい物を食べなければいいというものではありません。
ご飯riceballやパンbread、甘いお菓子cakeや果物bananaなど、炭水化物の多い食品を食べすぎても、過剰になった糖が中性脂肪に変えられ、身体各部に蓄積されます。

血液中の脂質バランスの乱れは、体重や健康状態にダイレクトに表れてきます。
妊娠しやすい身体づくりのためにも、血液の状態を安定させておくことは大切ですねhappy01

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2014年11月8日 更新

こんにちはsun
管理栄養士の花田です。

脂質についてのお話が続いていますが、
今回のテーマは「コレステロール」です。

健康診断で「コレステロールが高い」と指摘された方もいらっしゃるかもしれませんね。
検査値には、LDLコレステロールHDLコレステロールが併記されています。
一般的に、LDLは悪玉コレステロール、HDLは善玉コレステロールと呼ばれるので、2種類のコレステロールがあると思われがちですが、そうではありません。
また、「卵のコレステロールは善玉だから大丈夫」という説も間違いですshock

善玉でも悪玉でもコレステロール自体は同じもので、体内での働きや体への影響が異なるために、そう呼ばれています。
LDLは、全身の細胞にコレステロールを運ぶ重要な役割がありますが、増えすぎると血管の内壁を傷つけ、動脈硬化の原因となります。
一方、HDLは細胞や動脈の不要なコレステロールを取り込んで肝臓に戻す働きをします。
ですから、健康診断では、LDLの値は低い方が、HDLの値は高い方がよいのです。

卵やイカ・タコなどのコレステロールを多く含む食品を避ける向きもありますが、実は、体内のコレステロールの70%以上は肝臓で合成されています。
これは、コレステロールが細胞膜やホルモンなどをつくるのに不可欠なので、一定量を保つための仕組みなのですが、脂肪を摂りすぎるとこの調整システムが壊れてしまいます。

肝臓でのコレステロールの合成に使われるのは飽和脂肪酸です。
飽和脂肪酸は、肉の脂身、バターなどに多く含まれます。
また、ポテトチップス、チョコレートやインスタントラーメンnoodleなどもコレステロール値を上げやすいので、食べ過ぎは禁物です。
逆に、不飽和脂肪酸食物繊維はコレステロールを下げる働きをするので、魚やオリーブオイル、野菜や海藻、きのこ類、大豆製品などをしっかり摂りましょうnotes

血中の脂質の状態が悪いと、血圧が高くなったり、インスリンが働きにくくなり高血糖が続いたりします。
これらは治療を妨げるだけでなく、妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病の原因ともなります。
食べ物をちょっと変えて運動を少し増やすだけで、血中脂質が劇的に改善する人も多いので、ぜひ食生活を見直してみてくださいねhappy01

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2014年10月25日 更新

こんにちはhappy01
管理栄養士の花田です。

前回は、トランス脂肪酸についてお話しましたが、
今回は、脂質の中でも特に健康に有益な「オメガ3脂肪酸」についてご紹介しますconfident

不飽和脂肪酸のうち、α-リノレン酸、ドコサヘキサエン酸(DHA)、エイコサペンタエン酸(EPA)は、その構造上の性質から「オメガ3脂肪酸」と呼ばれます。
これらは、植物油や魚油に多く含まれ、血液中の中性脂肪や悪玉コレステロールを減らし、動脈硬化や心臓病を予防する効果があります。
近年の研究では、アレルギー症状の緩和にも効果があるのではないかと言われています。

DHAは「頭がよくなる」栄養素としても有名ですねflair
この脂肪酸は、脳の神経細胞の材料となり、認知機能(記憶力や思考力など)の発達に重要です。また、早産を防ぐとの報告もあります。
残念ながら、妊娠中にDHAをたくさん摂ったら頭脳明晰な子どもが生まれるというデータはありませんが…coldsweats01

EPAは、「血液サラサラ」とよく言われるように、血液中の脂質の状態を改善することから、脂質異常症(高脂血症)の治療薬にも用いられています。

かつては、オメガ6脂肪酸の1つであるリノール酸が健康によいとして注目されましたが、現在では、リノール酸を長期間多量に摂取すると、ガンや脳梗塞・心筋梗塞、アレルギーの原因になるということも分かってきましたwobbly

α-リノレン酸は亜麻仁油やえごま、DHAEPAは背の青い魚に多く含まれますがfish、酸化しやすいので、サプリメントで摂るのも一つの方法です。

次回は、コレステロールついてお話します。
どうぞお楽しみにnote  
               

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2014年10月11日 更新

こんにちは。
管理栄養士の花田ですconfident
季節の変わり目で、疲れが出やすいですが、しっかり食べて体力を保ちたいですねrestaurant

前回は飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸についてお話しましたが、
今回はトランス脂肪酸についてお話しますね。

飽和脂肪酸は肉の脂に多く含まれ、摂りすぎは動脈硬化や生活習慣病の原因となる。
不飽和脂肪酸は植物油や魚油に多く含まれ、動脈硬化を防ぎ、特に魚油に多いDHAやEPAなどの「オメガ3」と呼ばれる脂肪酸は、血液の状態を改善し、ひいては生殖機能にもよい影響を与える。
というのが前回のお話でしたね。

では、不飽和脂肪酸が多く含まれる、液体の植物油でつくられているはずのマーガリンは、どうして固体なのでしょう?

それは、化学的に処理をして、液体の油(不飽和脂肪酸)を、固体の脂(飽和脂肪酸)に変化させているからです。
そして、その過程でトランス脂肪酸という体によくない脂肪酸もできてしまいますbearing

トランス脂肪酸は動脈硬化や心臓病のリスクを高めることが分かり、
諸外国では含有量の表示が義務付けられています。
日本ではトランス脂肪酸摂取量はそれほど多くないという理由で,
法的規制はありませんが、やはり気になりますねweep
脂肪酸は身体の細胞をつくる成分として使われるので、病気になるだけでなく、妊娠にも少なからず影響を与えると思われます。

トランス脂肪酸は様々な加工食品に含まれています。
市販のパンやクッキー、ケーキ、アイスクリームなどcake
原材料に「マーガリン」、「ショートニング」、「植物油脂」と記されている場合は注意が必要です。
各食品メーカーはトランス脂肪酸を減らすように努め、HPでも含有量の情報を公開していますので、気になる方は参考にしてみてください。

次回は、いい脂肪酸の一つであるオメガ3についてお話します。
どうぞお楽しみにsign01 

≪栄養カウンセリング≫ 
日時:木曜・土曜 9:30~、10:30~、11:30~、12:30~
料金:1回 1500円(50分)
初回の方は、ファーストインタビュー(20~30分)を無料で行いますので、お気軽にご予約ください。

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